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【島田純のMobile×Travel】第89回:リセットで生まれ変わったGalaxy S7 edge、もう一年戦える…かも?

前回までの連載(第87回第88回)にてお伝えした通り、ドコモ・KDDIから発売されている「Galaxy S7 edge」向けにAndroid 7.0へのOSバージョンアップを含むソフトウェア更新が公開されています。

<▲図:Galaxy S7 edgeをリセット>

OSのバージョンアップを行うと、端末のパフォーマンスも改善されることが多いのですが、筆者が使っているGalaxy S7 edgeは、インストールしていたアプリケーションが多すぎたためか、OSバージョンアップを行う以前からかなり「もっさり」を感じていました。

実際に筆者が使っているGalaxy S7 edgeと、店頭デモ機として設置されているGalaxy S7 edgeの動作を見比べてみると、明らかに後者の方がサクサク動き、とても同じ端末とは思えない。そんな状況が続いていました。

筆者の環境では、ソフトウェア更新後も「もっさり」は改善しなかったため、Galaxy S7 edgeを利用する頻度はそれほど増えずにいました。このまま次期モデルの「Galaxy S8/S8+」の国内発売を待つのは、なんとなく嫌だなぁ……。そんなことを思い、諦め半分で一度Galaxy S7 edgeをリセットしてみることに。

スマートフォンのハードウェアスペックが今ほど充実していなかった頃は、何らかのアップデートや「ふと思い立ったときに」リセットを行い、その都度環境を再構築する作業そのものを楽しむなんてこともありましたが、最近のスマートフォンはリセットをすることなく使い続けても、パフォーマンスが致命的に悪くなることは少なくなりました。

そんな理由もあって、Galaxy S7 edgeをリセットすることによる改善には正直あまり期待していませんでしたが、リセット後のGalaxy S7 edgeはそれまでと見違えるようにサクサク動くようになり、使い始めた頃と同等かそれ以上に快適に使えるように生まれ変わりました。

リセット前がかなり「もっさり」していたためか、リセットによる効果は著しく、新モデル発売を前に「これは、Galaxy S7 edgeでもう1年戦えるかも……」という思いも芽生えています(でも、きっとGalaxy S8/S8+のどちらかを買うと思います)。

筆者がGalaxy S7 edgeをリセットした後に開催されたASUSの「ZenFone AR」発表会にて、約1時間の発表会中にGalaxy S7 edgeで100枚程度の写真を撮影、適宜Twitterへのツイートを行ってみましたが、筆者がGalaxy S7 edgeのカメラで長らく悩んでいた「本体温度上昇を理由にしたカメラの強制終了」は一度も発生しませんでした。

<▲図:「ZenFone AR」をGalaxy S7 edgeで撮影>

<▲図:本体温度上昇によるカメラ終了。リセット後はかなり改善した>

ただし、撮影したつもりの写真が正しく保存されていない不具合についてはソフトウェア更新およびリセット後も継続して発生。

トラブルの発生率に関する細かい調査は行えていませんが、リセットによってGalaxy S7 edgeが快適に動くようになったことで、トラブルの発生件数そのものは体感として増えています(以前よりも使う機会が増えたので、当然と言えば当然ですが……)。


記事執筆者プロフィール
島田純
ブロガー/フリーライター
Twitter:@shimajiro、ブログ:shimajiro@mobiler

ブログとモバイルと旅が好きなフリーランスのブロガー/ライター。
モバイルWi-Fiルータやデータ通信関連が得意です。

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