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1.66GHzのCPU搭載Androidタブレット「Neofonie WeTab」が9月発売。正式発表

ドイツのIT企業Neofonieはタブレット端末「WeTab」を9月に発売すると発表した。そもそもWeTabは4月12日に「WePad」の名でお披露目されたタブレット。当初から米Apple製タブレット「iPad」の対抗製品として注目を集めた。今回の詳細発表では名称が変更されたわけだが、製品仕様は変わらない。米IntelのAtom N450(1.66GHz)搭載し、Android OSをベースにした「WeTab OS」を基本システムに採用する。アプリはWeTab専用マーケット「WeTab Meta-Store」にリストアップされたもの、Adobe AIRアプリ、一般のAndroidアプリなどを利用することができる。

商品は3G有り無しで2種類用意され、3G無しモデルが449ユーロ(約49,154円)、3Gモデルが569ユーロ(約62,291円)になる。ただし、この2つのモデルには3G対応以外にも違いがある。内蔵ストレージ容量が3G無しモデルの場合は16GBなのに対し、3Gモデルは32GBになる。

4月に発表された時点ではAndroid OS搭載と謳われていたが、最終的には「WeTab OS」の名を冠しての登場になる。しかし、中身は基本的にAndroidのようだ。

具体的な発売日は未定だが、現時点では9月中ということだけが決まっている。販売はMedia Marketで行われる予定。当面はドイツ向けに販売され、その後各国に順次拡大される予定だ。

CPUやOS以外の主なハードウェア・スペックは、ディスプレイサイズが11.6インチ(解像度:1366×768)でマルチタッチに対応、USB端子、HDMI出力端子を搭載し、サイズが288×190×13mmで重さが約800g。ディスプレイのサイズ、解像度をみると、もはやノートPCの世界と同等だ。

さらにサービス面での特徴を紹介したい。

Neofonie自体が電子出版にも関わりのある企業なので、電子書籍リーダー関連が強化されている。同社は電子出版システムの開発ノウハウを生かし、電子雑誌ビューア「WeMagazine」を開発。このアプリを使って電子書籍を楽しむことができる。また、ドイツの大手出版社との提携も図られており、少なくともドイツにおいては多くのコンテンツを揃えることが可能だということだ。

また、AdobeのFlash Player 10.1、AIRにも対応する。

11インチ以上のディスプレイを持つタブレットを欲するユーザーには良い選択肢になりそうな端末だ。




主なスペックは次の通り。
  • ディスプレイ:11.6インチ液晶(1366 x 768)、マルチタッチ対応
  • プロセッサ:1.66 GHz Intel  Atom N450
  • 内蔵メモリ:1 GB RAM
  • 内蔵ストレージ:16GB or 32GB
  • 外部メモリ:SDHC(最大:32GB)
  • カメラ:1.3メガピクセル
  • 外部接続端子・スロット:USB(2個)、オーディオ出力、SDHCカードスロット、SIMカードスロット、HDMI端子
  • 対応アプリ:WeTab Meta-Store、Android、Adobe AIR、Androidなど
  • 対応ネットワーク:3G(UTMS/HSDPA)*32GBモデルのみ
  • Wi-Fi:IEEE 802.11 b/g/n
  • 電子書籍リーダー:WeMagazine
  • 電子書籍対応フォーマット:ePub、PDF、TXT、Mobipocket、WeBook-Premiumフォーマット
  • その他の特徴:Adobe Flash Player 10.1、Adobe AIR対応、Bluetooth搭載(2.1+EDR)、GPS(3Gモデル)、加速度センサー

以下、デモ動画。上から順にウェブサイト閲覧、フォトアルバム閲覧、マルチタスク機能紹介。




UPDATE
搭載OSはAndroidベースではなく、MeeGoベースとのこと。販売元もNeofonieからWeTab社に変更。詳細はこちらの記事「Androidアプリ、Adobe AIRアプリもFlash、HTML5も動くMeeGoベースのタブレット「WeTab」の発売日が9月21日に決定【動画あり】」を参照。

【情報元、参考リンク】
WeTab公式サイト
AndroidGuys/WeTab Set for September German Release, Other Countries to Follow

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