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ドコモが新プラン「ahamo」の詳細条件発表。ファミリー割引の対象入りもahamoから従来プランへの音声通話は無条件での無料とはならず。逆は無料

NTTドコモ(以下、ドコモ)は14日、3月より提供開始予定の新料金プラン「ahamo(アハモ)」の詳細な条件を明らかにした。昨日13日にau(KDDI、沖縄セルラー)が新料金プラン「povo(ポヴォ)」を発表したことで、ソフトバンクも含めた3キャリアの新料金プランが概ね出揃った。その翌日となるタイミングでドコモのahamoの詳細も見えてきた。

<▲図:2021年1月14日時点での提供条件>
特に注目したいのは割引サービスの対応可否だ。auのpovoが、国内音声通話の無料特典を追加オプション化することでドコモ、ソフトバンクの「SoftBank on LINE」に対して月額500円安くしてきたことで、国内音声通話の無料特典の対象範囲や適用できる割引サービスについても気になっている方が多いと思う。

まず、ドコモのahamoの場合、国内音声通話は、1回5分までであれば何回でも無料となっている。

1回あたり5分を超えた分は30秒ごとに20円課金される。そしてこれは「ファミリー割引」グループ内の家族宛に関しても適用され、ファミリー割引グループ内のメンバー宛の国内音声通話も1回5分までであれば無料だが、5分超過分は前述の料金で課金される。

しかし今回、少なくともahamoも「ファミリー割引」グループの対象となることが新たに分かった。

では同じファミリー割引グループ内に「ギガホ」などahamo以外の従来プランのユーザーがいて、そのユーザーからahamoを利用しているファミリー割引グループユーザーに国内音声通話を発信した場合は? というと、それは時間制限なく無料となる。

すなわち、従来プランのユーザーから見たファミリー割引グループ内のahamoユーザーについては、従来プランの時と同じ扱い、ということになる。一方、ahamoユーザーから見た場合には、従来プランと同じではなく、ファミリー割引グループ内のユーザーだろうと、1回5分までなら無料だが、超過分は従量課金ということになる。

また、ファミリー割引グループに何人いようが、ahamoユーザーは、ahamoの料金割引はない。すなわち、月額2,980円のままとなる。

「みんなドコモ割」についても同じような形の扱いだ。

ahamoユーザーにはahamo料金の割引適用はない。しかし、ファミリー割引グループ内の従来プランのメンバーからみたahamoユーザーは、「みんなドコモ割」の適用カウント対象となる。すなわち、例えばメンバーの誰かがahamoに変更したからといって、従来プランを利用しているメンバーに適用されている「みんなドコモ割」の割引が減ったり、無くなるということはない。

要するに、「ファミリー割引」と「みんなドコモ割」はどちらの例においても、ファミリー割引グループ内の従来プランのユーザーから見た場合の扱いは変わらないという話だ。一方で、ahamoユーザーから見た場合のファミリー割引グループ内の従来プランのユーザーについては違う、ということになる。

申込やサポートに関しても改めて紹介すると、申込みは専用サイトもしくはアプリのみなので、オンライン専用だ。相談は専用チャットで対応される。故障時のサポートも専用サイトからの申込となる。

こうした注意点があるので、ahamo加入を検討している方は注意して欲しい。

やはり基本的には、ある程度スマートフォンを使いこなしていて、それこそオンライン手続きに不安のない方に向けたプランということになるので、不安がある方は従来プランの方がしばらくの間は良いと思う。そしてそれはドコモに限らず、auのpovo、ソフトバンクのSoftBank on LINEでも同様なので、やはり注意が必要だ。

とはいえ、月々20GBで1回5分までの国内音声通話は無料、それで月額2,980円というのは、とてもインパクトがあるプランであり、移行者はかなりの数になると予想されるので、サービス提供開始後のユーザー数の推移が気になるところだ。

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/新料金プラン「ahamo(アハモ)」の提供条件について
ドコモオンラインショップ

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