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Android TV搭載・Chromecast機能内蔵、HDMI入力対応、超小型フルHD・3D対応モバイルプロジェクター「MoGo Pro+」が先行予約受付中、12月2日発売!

中国最大手の家庭用プロジェクターメーカーであるXGIMI社(読み:ジミー)のモバイルプロジェクター「MoGo Pro+」(モゴ プロプラス)が日本市場において正規代理店のビーラボより販売開始となることが25日に発表され、すでに先行予約の受付が始まっている。発売日は12月2日だ。

販売店舗は、ビーラボが運営する通販サイト「Glimpse」(グリンプス。Amazon店もあり。記事末にリンク掲載)の他、ビックカメラ、ムラウチドットコム、二子玉川 蔦屋家電、SoftBank SELECTION、Gadget Market 楽天市場店、カデココ、THE WATCH SHOP.web storeで、今後順次拡大する予定だとされている。

想定小売価格は80,080円(税込)で、先行予約した方には特典として専用ケースと三脚がプレゼントされる(※特典の数には限りあり)。
<▲図:本体を収納できるケース、三脚が貰えるので先行予約はかなりお得(※数に限りあり)>

<▲図:標準の付属品としてリモコン、アダプター、ケーブル、説明書がある>

25日に発表された製品なので、記事としてのお知らせが遅くなってしまったが、後日、実機のレポートもお届けしたいと思うので、関心がある方は今しばらくお待ち頂きたい。筆者はエプソンの据え置き型プロジェクターを日常利用していることもあり、据え置き型との比較もしたいと思う。

さて、そのXGIMI MoGo Pro+だが、OSにはAndroid TVを搭載しているため、Google Playから様々なアプリをダウンロード/インストールし、Android端末として普通に楽しめることが大きな利点で、それは動画配信サービスの利用においても手軽さを与えてくれる。
<▲図:これだけ小さいと置き場所には困らない>

一般的なプロジェクターの場合には、HDMIケーブルでAV機器等を繋ぎ、映像を入力する必要があるし、「Chromecast」や「Fire TV」、「PlayStation」や「Xbox One」シリーズなどのゲーム機についてもHDMI接続する必要がある。

それらの機器は普段テレビに繋げている場合も多いと思うので、プロジェクターに切り替える際にはケーブルの繋ぎ直しや別途セレクターなどが必須だ。筆者もプロジェクターはBlu-rayの視聴がメインであり、使用の都度PlayStation 4かXbox One Sを繋ぎ替えている。

しかし、XGIMI MoGo Pro+の場合はAndroid TVであり、単体で「Netflix」や「Hulu」「YouTube」などの動画配信サービスを使えるので、プロジェクターの用途の大半がそれらである場合にはとても楽だ。また、Chromecast機能もビルトインされているので、スマートフォンでNetflixなどのアプリを起動し、そこからMoGo Pro+にキャストして視聴する、といった使い方もできるので、かなり楽だ。

Netflix、Hulu、YouTubeなどの視聴に限っていえば、個人的にはスマホからのCastが一番楽だと思う。視聴コンテンツを探し、選び、再生するという一連の操作はスマホが一番速く、手軽にできるからだ。

もちろんリモコンもあるので、全ての操作をリモコンで行ってもいいし、動画配信サービスや、それ以外の様々なアプリをリモコンで操作することもできる。
<▲図:Android TV搭載機器なので当然Google アシスタント、音声入力も利用できる。リモコンの他、Androidスマートフォンをリモコン代わりにすることも可能>

また、HDMI入力端子が1つ搭載されていて、最大で4K(3,840 x 2,160)までの入力をサポートしているので、それこそPlayStation 5やXbox One S/X、Xbox Series Xを繋ぎ、4Kソースの映像を入力して楽しむこともできる。この場合、MoGo Pro+の出力解像度は1,920 x 1,080ピクセルなので、4K表示はできないが、それでも恐らくかなり綺麗だろう。
<▲図:HDMI入力に加えてUSB 2.0もあるので、USBメモリなども使える>

プロジェクターとしての出力は今述べたようにフルHDで、投影サイズは30から100インチ程度が推奨されている。フォーカス調整は高速オートフォーカス機能が搭載されているのでマニュアルで調整せずに済む。台形補正も自動調整機能が搭載されていて、垂直・水平どちらもプラスマイナス40度までサポートされている。フォーカスと台形補正が自動なので、モバイルプロジェクターとして設置場所をあちこち変える使い方だと助かる機能だ。

明るさは最大300ANSIルーメンと、モバイルプロジェクターとしては明るい。一方で、据え置きプロジェクターはずっと明るいので、それと比べると物足りない。とはいえ、暗い部屋なら、100から200ルーメン程度でも十分なコントラストで視聴できるので、MoGo Pro+も実用十分だろうし、300ルーメンあれば、普通のカーテンがあれば日中の屋内でも問題なさそうだ。ただし、明るさに関しては実機で確認しないことには分からないので、どの程度の室内で十分かというのは保証できない。

スピーカーはHarman/Kardon監修の3W出力のものを2基搭載する。音声出力用に3.5mmオーディオ出力端子も搭載するので、イヤホン/ヘッドホンでの視聴も可能だ。

プロジェクター稼働時の騒音レベルは30dB未満とされているので、おそらくかなり静かだと思う。消費電力は65Wだ。据え置きプロジェクターが数百Wを必要とすることと比べると、かなりの省電力だ。

モバイルプロジェクターなのでバッテリーを内蔵していて、バッテリーだけでも動画視聴なら2から4時間、音楽鑑賞のみなら8時間程度可能とされている。

入力端子にはHDMIのほかにUSB 2.0もあるので、USBメモリ等のストレージに写真や動画ファイルを入れておき、それらをギャラリーアプリ/動画再生アプリで再生/投影するといった使い方もできるだろう。

一点残念なのはWi-FiがIEEE802.11a/b/g/nのみで11acに非対応な点だが、11nの5GHzには対応しているので、動画配信サービスの視聴にも実際にはストレスはないと思う。

Bluetoothaは4.2/5.0対応となっている。

本体サイズは、105.5 x 94.5 x 146 mmと、とてもコンパクトで、重さも約0.9kgと軽い。実際のところ、約10cm四方のフットプリントで、高さが約15cmなので、相当小さいと思う。高さはスマートフォン程度ということになるし、置き場所に悩まずに済むというのは、据え置き型プロジェクターにはない非常に大きな魅力だ。

使わないときは適当にどこかに置いておいて、使うときにサッと出して電源を入れてパッと投影、ということが手軽にできるのは、かなりの感動となりそうだ。しかも、それがHD以下の解像度ではなくフルHDだというのが嬉しい。

また、適当に壁や天井に投影しても構わないが、プロジェクター用のスクリーンをお持ちの方は、高さ調整や角度調整機能も気になると思う。高さに関しては、三脚等のスタンドで対応できるだろうし、ちょっとした角度調整は本体底面に搭載された折り畳み式のスタンドで対応できるようだ。一見地味に感じるが、こういうものは無いと困りかねないので、非常に助かる。
<▲図:底面には収納可能なスタンドも搭載されている>

もう一点、重要なことに、本製品は3D表示にも対応している。

私自身、いまだに好きな映画はBlu-rayを購入して視聴しているのは3D版で見たいからであり、エプソンのプロジェクターも3D対応品を使っているわけで、ゲームも数は少ないが「アンチャーテッド」や「ギアーズ・オブ・ウォー3」のように3D立体視対応作品はいちいち3Dでプレイし直した。同じような方は少ないかもしれないが、私のような3D立体視を好む方にはこの点も重要だと思う。3Dメガネについては、アクティブシャッタータイプのメガネがXGIMIからリリースされているので、既存の同社製品を購入すれば問題なく3D視聴できるようだ。

XGIMI MoGo Pro+は、据え置き型プロジェクターに近い性能を備え、出力解像度もフルHD、そしてAndroid TV搭載でエンターテインメント機として単体でも十分に使える上、超小型で持ち運びも自由自在ということで、かなり魅力的に見える。

下に掲載したのは、ビーラボの公式通販サイトGlimpseのAmazon店における製品ページ。こちらならAmazonでの予約注文が可能だ。



【情報元、参考リンク】
Glimpse/MoGo Pro+製品ページ

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