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KDDIが船舶向けに高速の衛星通信サービス「インマルサットFleet Xpress」を提供へ。従来の最大432kbpsから最大8Mbpsに高速化!

KDDIは4日、海運業会をはじめとする船舶向けのサービスとして、インマルサット社の衛星通信サービス「インマルサットFleet Xpress」の提供を同日より開始したと発表した。


インマルサット社の衛星通信サービスは船舶や航空機など地上ではない特殊な場所に限らず、地上でも非常時用の通信手段などとしてすでにKDDI以外の通信キャリアからも提供中なので、聞き覚えがある方もいると思う。

今回KDDIが提供するインマルサット社の「インマルサットFleet Xpress」は通信速度の速さが大きな魅力だ。

これまで主に船舶向けに提供されてきた衛星通信サービス「インマルサットFleet Broadbandサービス」は天候に左右されることなく安定した通信ができる反面、通信速度が下り最大432kbpsと非常に遅かった。

しかし、新たに提供される「インマルサットFleet Xpress」は従来サービスに「インマルサットGlobalXpressサービス」を組み合わせたハイブリッドサービス。「インマルサットGlobalXpressサービス」は下り最大8Mbpsという高速通信ができる上、容量も大きい。

新サービスでは、船内に専用機器を置くことで、下り最大8Mbpsの「インマルサットGlobalXpressサービス」の高速通信を提供できるほか、降雨などの影響で高速通信が難しい時には従来サービスの「インマルサットFleet Broadbandサービス」に切り替えることで、安定した通信を行うことができる。

また、「インマルサットFleet Xpress」では、データ通信中でも約5チャンネルの音声通話を同時利用することも可能となっている。

利用料金は従来サービスにおける従量制と違い、月額固定なので、経費の面でも定額による安心感がある。

【情報元、参考リンク】
KDDI/プレスリリース

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