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【一条真人的Androidライフ】第126回:Android OS対応が今後のパソコンの魅力になる?

最近、「AllAbout」の人気記事ベスト10に僕のノートパソコンの記事が1か月以上に渡って入っている。他のデジタル系の記事はほとんどランキングに入ってこない。つまり、デジタル系の記事の中では抜群に人気があるわけだ。とはいえ、ノートパソコンの記事がこんなに人気になるというのは数年前ではありえないことで、最近のトレンドの変化を感じざるを得ない。

<▲図:AllAboutの人気記事ランキングにノートパソコンの記事がこんな長期間入っているのは異例だ>

ちなみに1位は年賀状の記事。礼節を重んじる日本人が多いのだろう。まあ、僕は10年ぐらい年賀状を出していないけどね。そして、2位は東京モーターショー特集。タイトル画像は太ももを出したキャンギャルのお姉ちゃんだ。まさに男の欲望の集大成。このように、礼儀正しさと煩悩が最も人気があるのが日本の現実だ。人の心には天使と悪魔がいる。

まあ、それはともかく、そんな僕がどんなノートパソコンを使っているのかというと、モバイルPCとしては「HUAWEI MateBook X」と「Chromebook」だ。ファーウェイの技術はなかなかに凄いと思う。

まあ、それはそれとして話はChromebookだ。Chromebookを知らない人のためにちょっと説明すると、Chromebookとは、パーソナルネットワークPC、ということになる。ネットワークに接続して使用することを前提として作られている。

ネットワークに接続することにどんな意味が? と思うかもしれない。ChromebookはWebブラウザの「Chrome」(もちろんGoogleが提供していますよ)をベースにした「Chrome OS」をOSとして使うノートパソコンだ。Chromeには多くのアプリがあり、それを使うことで、文書作成、表計算、お絵かきなどが一通りできてしまう。北米では学校教育に主に使われ、教育界で大きなシェアを持っているのだ。そして、スモールビジネスならこの程度の機能で十分だ。

Microsoftもその存在を無視できず、「Windows 10 S」というバージョンをリリースしている。

そんなChromebookだが、弱点が無いでもない。それはクラウドストレージの利用に関してだ。Chromebookでは、「Google Drive」以外のクラウドストレージが使いにくいため、やや不便なシチュエーションがあるのだ。

しかし、最近、それを助けてくれるソリューションが登場した。

最新のChrome OSではAndroidアプリが動くのだ。Androidアプリには当然、様々なクラウドストレージに対応したものがあり、前述した今までの弱点をクリアできる。

今後、Androidのパワーを得たChrome OSはさらに普及が進むと思うが、僕はローエンドパソコン市場で絶対的なポジションを得てもおかしくないと思う。


記事執筆者プロフィール
一条真人
ITジャーナリスト
Twitter:@ichijomasahjito、Facebook:masahito.ichijo
ブログ:一条真人メモ

クラウドサービスからスマートデバイス、デジタルAVまで、デジタル関連のアイテムが大好き。「ハッカー」(日本文芸社)、「PCプラスワン」(笠倉出版)などパソコン雑誌の編集長を経て、小説なども出版して現在にいたっています。PC、IT関連の本は50冊以上書かせてもらいました。スマートフォンは初代Xperia(あまりに美しいデザイン!)、iPhoneなど数機種使っています。

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