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【端末レポート】大画面+ペンで新しいスマホの操作を提案する「Galaxy Note8 SC-01K」【ドコモ2017-18冬春モデル】

NTTドコモ(以下、ドコモ)は18日、「NTTドコモ 2017-2018冬春 新サービス・新商品発表会」を開催し、Sペンによる独自操作を可能とした「Galaxy Note8 SC-01K」(サムスン電子製)を10月26日に発売することを発表した。本記事ではそのGalaxy Note8の実機レポートをお届けしたいと思う。なお、筆者は「Galaxy S8」を使っているので、S8との違いなどにも言及したい。

<▲写真:Galaxy Note8 SC-01K>

さて、日本では3年ぶりの登場となるGalaxy Noteシリーズの最新モデルGalaxy Note8だが、ディスプレイは約6.3インチのQHD+(1440×2960ドット)のSuper AMOLED(有機EL)だ。


<▲写真:Galaxy Note8の前面>

イメージとしては「Galaxy S8+」の一回り大きいスマートフォンといった感じだ。約6.3インチと聞くと大きなスマートフォンを想像するが、画面のアスペクト比は夏モデルのGalaxy S8 SC-02およびGalaxy S8+ SC-03Jと同じ9:18.5の縦長であるため、持ちやすいサイズ感に収まっている。

左右のエッジ部がGalaxy S8/S8+と同様にラウンドした「インフィニティディスプレイ」を採用しており、画面端からスワイプ操作で呼び出す「エッジスクリーン」機能も利用できる。

<▲写真:Galaxy Note8の背面>

カラーは「ミッドナイトブラック」と「メープルゴールド」の2色だ。上品で光沢感のあるミッドナイトブラックは選びやすいカラーだ。一方でメープルゴールドは、鏡面に近い仕上がりで、Galaxy S8+の「アークティックシルバー」に近いメタル調だ。

<▲写真:プッシュロック式で本体からSペンの先端が飛び出す>

下面には4,096段階の筆圧検知に対応するSペンを収納できる。Galaxy Note8本体のIP68の防水防塵性能にあわせてSペンも同じ防水防塵性能を持つ。

<▲写真:すぐに次の操作を可能とするエアコマンド>

Sペンを引き出すとすぐに機能メニューである「エアコマンド」が表示され、Sペンを抜くという動作からすぐに次のツールへ移行できる点がGalaxy Noteシリーズの使い勝手の良さだ。

エアコマンドで利用できるツールは「ライブメッセージ」、「Galaxy Notes」、「スマート選択」、「キャプチャ手書き」、「翻訳」、「Bixby ビジョン」などがある。

<▲写真:ビジネスにもプライベートにも使える手書きメモ>

キャプチャ手書きは、スクリーンショットを撮影してからその画像に対して編集機能を呼び出すのではなく、スクリーンショットを撮りたい画面でSペンを引き出し(エッジスクリーンに表示されるエアコマンドアイコンから呼び出すことも可能)、キャプチャ手書きを選ぶとすぐに書き込み可能となる。Sペンの追従性と自然な筆圧検知が心地よく、より紙に近付いた印象だ。

また、Sペンならではの機能として画面がオフの状態ですぐにメモ書き・保存が可能な「画面オフメモ」も搭載する。手帳に近い感覚ですぐにメモ書きができるので重宝しそうである。

そのほか、翻訳機能では、Sペンのもうひとつの利用方法である浮かせた状態での操作でテキストを選択する。閲覧中のWebページなどで翻訳機能を呼び出し、Sペンで選択したテキストの翻訳がすぐに表示される。また、単語だけではなく前後の文章を自動的に認識して長文を翻訳することも可能だ。

<▲写真:背面のカメラは2つのカメラを搭載>

Galaxy Note8から背面のカメラに新しい試みが成されている。1200万画素のデュアルカメラを搭載し、左側のカメラがF2.4のレンズを搭載する望遠カメラで、右側がF1.7のレンズを搭載する広角カメラだ。右側のカメラが従来の標準カメラとなり、デュアルピクセルAFなど標準的な機能はこちら側で動作するようだ。

なお、背面のカメラの大きな特徴としてデュアルOIS(光学式手振れ補正機能)を搭載し、手ブレに対して強力な補正機能が作動し、ブレない写真撮影を可能としている。

カメラの他に、背面には指紋センサーと心拍センサーを搭載している。サイズが大きくなったことで端の方に位置する指紋センサーの使い勝手は、「これは慣れるしかないかな」という印象だ。

<▲写真:Galaxy Note8とGalaxy S8との比較>

さて、サイズ感が異なるGalaxy S8との比較だが、ディスプレイの四隅と本体の四隅の丸みが異なる。四角に近いGalaxy Note8は、歴代のモデル意匠を受け継ぎ、一方でGalaxy S8/S8+はGalaxy Sシリーズらしい丸みを持つデザインであることがわかる。

<▲写真:背面の比較>

背面はLEDフラッシュの位置など、Galaxy S8/S8+との違いがある。また、ドコモ版とau版でも違いがる。写真のように「Galaxy」のロゴ位置とキャリアのロゴの位置が異なる。

<▲写真:Galaxy Note8の左右側面>

右側面(写真=上)には電源キー、左側面(写真=下)にはボリュームキー、Bixbyキーがある。

<▲写真:上面と下面>

上面(写真=上)にはnanoSIMおよびmicroSDカードスロット、下面(写真=下)にはイヤホンマイク端子、USB Type-C端子があり、右端にはSペンが収まっている。

<▲写真:サイズや多機能であるがゆえに価格も・・・>

ドコモオンラインショップでの販売価格は126,360円、10万円を軽く超える高価なスマートフォンとなる。他社から乗り換え時の「月々サポート」の額が大きいので、他キャリアからの乗り換えがお買い得だと言えるだろう。



(記事:mi2_303

【参考リンク】
ドコモオンラインショップ/Galaxy Note8 SC-01K製品ページ
ドコモの2017-18冬春モデルのラインナップについて

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