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060番が新たに携帯電話など向け番号として開放へ

現在、携帯電話向けの電話番号は「090」「080」「070」で始まるものが使われているが、新たに「060」で始まる番号も利用されるようになる。総務省が23日に発表した「電気通信番号規則等の一部を改正する省令案に対する意見募集」と題したリリースの中でも触れられているが、これまでは別用途で使われてきた060番号帯を開放するための省令改正が行われる。


090から始まった携帯電話番号向けの番号だが、番号の枯渇によって現在は080番も使われている。さらに、PHS向けの070番も携帯電話用にも使われており、現在は090、080、070の3タイプの番号がある状況だ。

では、これらの番号にはどれくらいの容量があり、どれくらい余っているのだろうか? 090、080番はすでに全ての番号が指定済となっている。すなわち、90,000,000×2=180,000,000通りの番号が全て指定されている。1億8千万もの番号だ。一方、070はまだ全て指定済ではなく、25,900,000番号が余っている。

しかし、近い将来、070番も全て埋まるのは明らかで、新たな番号帯として060番が開放されることになった。

060始まりで11桁なので、1億通りの番号があるが、060に続く次の番号、頭から数えて4つ目の番号が0のものは除かれるので、合計で9,000万通りの番号を新たに確保できることになる。

 なお、M2M向け、すなわち通信モジュールを内蔵する機器向けには「020」番が開放されていて、今年から使用されている。


【参考リンク】
総務省/電気通信番号規則等の一部を改正する省令案に対する意見募集

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