富士通がスマホ・タブレット用ACアダプタの予防交換を実施。不良品は感電の恐れ

GAPSIS編集部 2016年10月17日

富士通は17日、同社製のスマートフォン・タブレット用の一部のACアダプタにおいて、製造不良によってプラグ部分（差し込み部分）が外れて電源コンセントに残り、感電の原因となる可能性があることがわかったと発表した。そこで同社は、該当のACアダプタを予防措置として無償交換すると明らかにした。

＜▲図：プラグ部分が外れた状態＞

不良品はプラグ部分とアダプタ本体との間に段差が生じているとのことで、これまでに5件のプラグ部分の脱落事象が確認されているという。ただし、その5件についても人的被害はないという。

対象製品は実は数多く、対象のACアダプタも298,780台に上る。

ACアダプタの型名はFMV-AC346で、2014年10月から2016年8月に製造されている。交換対象品は、プラグ表示右上の製造番号の記載箇所の下に■印がなく、製造番号のアルファベット3文字が以下のものに合致するもの。

XKA, XLA,
YAA, YBA, YCA, YEA, YFA, YGA, YJA, YKA, YLA, YMA,
ZAA, ZBA, ZCA, ZDA, ZEA, ZFA, ZGA

＜▲図：対象製品の確認方法＞

このACアダプタが同梱されている製品は、スマートフォンでは「arrows M03」「arrows M02」「arrows RM02」「ARROWS M01」「ARROWS M305」「ARROWS M305/KA4」、タブレットは「arrows Tab M01T」「ARROWS Tab M555/KA4」。