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ソフトバンク、17日からのホークス対バファローズ戦で1対多の映像配信テストを実施

ソフトバンクは17日から19日までの3日間、ヤフオクドームで開催される福岡ソフトバンクホークス対オリックス・バファローズ戦において、LTE-Broadcastの実証実験を行う。この実験では、実験用のLTE基地局1局から、3塁側スタンドの一部エリアに向けて映像を一斉配信する。

<▲図:実証実験のシステム構成イメージ>

実験には一般から各日100人の計300人に協力してもらい、専用アプリをインストールした実験用のスマートフォンを貸与。前述の一部エリアにおいて、試合を観戦しながら、一斉配信される映像を視聴してもらう。

今回の実験では、ヤフオクドームに従来から設置されているテレビ中継用のカメラに加えて、実験用に5台のカメラが設置され、マルチアングルで試合の模様を撮影する。その映像をLTE基地局から一部エリアに向けてLTE-Broadcastで一斉配信する。

この技術の大きな利点は、マルチキャスト通信が可能なこと。すなわち、1対多での配信が可能なので、トラフィックを減らし、ネットワークの帯域を有効活用できる。

今回のようにスタジアムやコンサート会場など、大勢の人が集まる場所でも、大容量の映像データを輻輳の影響受けにくく、快適に配信・視聴できるものと期待される。

試合終了後、実験に参加した観戦者からはアプリの使用感、配信映像の遅延や品質レベルなどをアンケート形式で収集し、実験用のスマートフォンからもデータを収集し、技術検証やサービスの有効性を確認するという。

LTE-Broadcastによる一斉配信の技術的検証だけでなく、複数アングルでの映像配信はサービス面でも魅力的なので、サービスの満足度分析なども行うという。

【情報元、参考リンク】
ソフトバンク/プレスリリース

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