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各国でGalaxy Note 7の使用に関して注意喚起。日本でも航空機内での電源オフや預け入れ荷物に含めないことを要請

バッテリー関連の不具合から過剰な発熱・爆発などが起こり、現在サムスン電子がリコールの措置を採っているスマートフォン「Galaxy Note 7」だが、日本でも国土交通省が9日、航空各社にGalaxy Note 7に関する注意事項を案内したことが明らかになっている。

<▲図:Galaxy Note 7>

Galaxy Note 7は日本ではまだ発売になっていないこともあり、仮にユーザーがいたとしてもグローバルモデルの購入者ということになり、その数は限定的。しかし、訪日外国人に関してはGalaxy Note 7のユーザーは数多くいる可能性があり、実際にどれくらいの持ち込みがあるのかは分からない。

国土交通省は、Galaxy Note 7の機内持ち込みは認めつつ、電源をオンにすることと充電することは避けるよう案内している。さらに、預け入れ荷物の中にGalaxy Note 7を入れることも禁止するよう案内している。

同じ措置は現地時間8日、米国でも採られている。

米連邦航空局は8日、機内での使用(電源オン)と充電を行わないよう勧告。預け入れ荷物に入れないことも併せて注意している。

大々的にプレス発表され、数多く販売されている米国では、米連邦航空局の勧告に続き、米消費者製品安全員会が現地時間9日、過度な発熱と爆発の危険性があるためGalaxy Note 7の使用と充電をしないよう案内している。

結果的に米国に関しては現在、航空機内だけでなく、どの場所においても電源オンと使用を中止し、充電しないよう案内されていることになる。

Galaxy Note 7は8月19日から順次販売開始となり、北米、韓国をはじめとする約10ヶ国で販売されていて、約250万台が流通している。

サムスン電子は過剰な発熱・爆発の原因はバッテリーセルにあると確認できているとしており、リコールを進め、問題のないバッテリーセルを搭載した新品と交換する措置をとる。しかし、人気機種ということが問題を長引かせてしまうかもしれない。流通している台数が多いため、リコールには時間がかかる可能性があり、今後も過剰な発熱及び爆発の事例が起きるかもしれず、注意が必要だ。

進化ポイントが多く、魅力的な仕様に仕上がっていたGalaxy Note 7だけに、今後の日本での発売も期待されていたが、日本でのリリースはまだ先になるかもしれない。

【情報元、参考リンク】
サムスン電子/リコールに関するプレスリリース

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