Androidニュース&アプリ情報メディア

Google、Android 7.0正式版を公開。VRモード、マルチウィンドウなど導入。Nexusに順次提供開始

米Googleは米国時間22日、Androidの最新メジャーバージョン「Android 7.0」(コードネーム「Nougat」(ヌガー))の正式版をリリースした。コードネームが正式決定するまでの間、「Android N」と呼ばれていたバージョンで、250以上の新機能が追加された。これまでのメジャーバージョンアップの中でも比較的分かりやすい特徴的な機能が導入されている。

<▲図:Android 7.0 Nougatが登場!>

Android 7.0 Nougatのソースコードは公開済みで、端末への提供も「Nexus」シリーズに順次行われる予定。

具体的にはスマートフォンでは「Nexus 5X」「Nexus 6」「Nexus 6P」「Nexus 9」の4機種と「Android One」のスマートフォン「General Mobile 4G」の1機種、タブレットの「Pixel C」、メディアプレーヤーの「Nexus Player」の計7機種への配信が現時点では明らかになっている。

他にもAndroidのベータプログラムに登録している端末にもアップデートが配信される。

Android 7.0 Nougatでは、誰にでも分かりやすい、比較的大きな特徴的機能が新たに導入されている。それはVRモードや画面分割ができるマルチウィンドウ機能だ。

<▲図:画面分割機能が使えるように!>

スマートフォンと組み立て式の簡易的なVRゴーグルを使ったVR体験コンテンツが広がりつつある中、AndroidはAndroid 7.0 NougatでVRプラットフォームの「Daydream」をサポートする。Android 6.0以下のバージョンのスマートフォンでも、VRゴーグルを使って、VRをコンテンツを楽しむことはできるが、Daydreamではよりリッチな体験が可能だ。

Daydreamは今春開催されたGoogleの開発者向けイベント「Google I/O 2016」で発表されたVRプラットフォームで、スマートフォンを使ってのVR体験を向上させるもの。Googleは組み立て式のVRゴーグル「Cardboard」を発表し、それを元にした同種の製品も数多く登場し、手軽なVR市場の形成に貢献したが、本格的なVRプラットフォームと比べると簡素なものだった。それをDaydreamは改善する。

Daydreamはスマートフォン、ヘッドセット及びコントローラー、そしてアプリから構成されるプラットフォームで、スマートフォンに関しては、Daydream対応のものは「Daydream-Ready」とされ、要件を満たしたものかどうかをユーザーも容易に確認できるようになる。今回のAndroid 7.0ではOSとしてDaydreamに対応する。要件は他にもセンサー、ディスプレイ、SoCなどハードウェア仕様面でも定義される。

具体的にDaydream-ReadyのAndroid 7.0では「VRモード」と呼ばれるVR専用モードが搭載され、VRコンテンツをVRゴーグルで楽しんでいる最中でも通話やメール、SNSの通知などを分かりやすく確認できるようUIが開発されたほか、VRコンテンツの体験自体も精度が上がる。特にグラフィック描画のレイテンシは20ms以下となり、本格的なゲームでもプレイしやすくなるはずだ。

<▲図:Daydreamは対応スマートフォン、ゴーグル、コントローラー、アプリで構成され、体験できる>

同じくDaydream対応VRゴーグル、コントローラー、そして対応アプリも登場する予定だ。

Daydream対応ゲームをコントローラーでプレイするイメージは下の動画が参考になる。



また、グラフィック面では高画質の3Dグラフィックスを実現するため「Vulkan」もサポートする。

マルチウィンドウ機能に関しては、これまでもスマートフォンメーカーが独自実装していたものもあるが、Android 7.0 NougatからはOSレベルで標準搭載される。2つのアプリを画面を分割して同時に使うことができるので、動画を視聴しながらメールをチェックしたり、といったことが手軽にできるようになる。

通知機能も高機能化され、通知パネルからより複雑な操作ができるようになる。

Android 6.0から加わった省電力機能の「Doze Mode」も進化し、より電力消費を抑えた駆動が可能だ。

【情報元、参考リンク】
Android Developers Blog/Taking the final wrapper off of Android 7.0 Nougat

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:0 件