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【一条真人的Androidライフ】第93回:世界はいつか一つになるのか?

イギリスのEU離脱が世界を騒がせている。まあ、あれだけ文化も経済規模も異なるエリアを統合するのは難しいのだろう。

<▲図:Computex TaipeiのASUSブースには日本の広報のシンシアさんもいた>

日本では会社ごとに独自のカルチャーを持ち、他の会社に移るとすぐには馴染めなかったりする。一つの国の会社だけでもカルチャーが異なるのだから、色々なファクターがある異なる国の多くの人が一つになるというのはやはり難しい。交通機関が高速化し、地球が狭くなったと言われても、やはり人々の間にはその信じるもの、カルチャーの違いの壁があるわけだ。

そんな中、ちょっと隣の国に行くだけでも、普段のモバイル通信は使えなくなる。

国際ローミングで使えるケースもあるが料金が高い。スマートフォンは多くのものから人々を自由にしたが、それはまだ制限付きのものだ。

<▲図:Wi-Ho!のモバイルWi-Fiルーター。4G LTE対応でちゃんと4Gで接続している。コンパクトでバッテリー持ちもよかったので安心して使えた>

先日、台湾で開催されたイベント「Computex Taipei」に取材で行ってきた。現地で適当にプリペイドSIMカードを購入するつもりだったが、バックアップのために「Wi-Ho!」の海外向けモバイルWi-Fiルーターを借りていった。Wi-Ho!のルーターは空港で借りることができ、返却も空港のポストでいいので手間がかからないからだ。
Wi-Ho!公式サイト

<▲図:ルーターのケース。充電用アダプタとケーブルも一緒に借りられる>

到着した台湾の空港では、SIMカードを扱っている店を見つけるより先にホテル近辺まで移動する高速バスの乗り場を見つけてしまったので、結局SIMカードを買わずにバスに乗って移動してしまった。そして、バスを降りてからホテルまでの道は「Google Maps」でガイドしてもらった。

いつもながら「Google Maps」は素晴らしい。

世界のどこに行っても目的地に導いてくれるのだから。とはいえ、回線が繋がっている必要があり、ホテルに着くまではモバイルWi-Fiルーターに頑張ってもらった。

<▲図:台湾と言えば小籠包>

現地でSIMカードを探す時間もないときや、仕事で効率的に動かなければならないときは、やはりバックアップで日本でモバイルWi-Fiルーターを調達して持っていた方が安心だ。

遠くない未来、ソフトSIM搭載で、どこの国でも使えるようなスマホが出てくるかもしれないが、国というボーダーは僕たちをいつまで悩ませるのだろう?

<▲図:多くのメーカーが様々な賞を受賞していた。新興メーカーもやりがいがありそうだ>

<▲図:Computexの展示場にはお姉さんがいっぱい>


記事執筆者プロフィール
一条真人
ITジャーナリスト
Twitter:@ichijomasahjito、Facebook:masahito.ichijo
ブログ:一条真人メモ

クラウドサービスからスマートデバイス、デジタルAVまで、デジタル関連のアイテムが大好き。「ハッカー」(日本文芸社)、「PCプラスワン」(笠倉出版)などパソコン雑誌の編集長を経て、小説なども出版して現在にいたっています。PC、IT関連の本は50冊以上書かせてもらいました。スマートフォンは初代Xperia(あまりに美しいデザイン!)、iPhoneなど数機種使っています。

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