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KDDI、船上基地局の実用化に向け海上保安庁と訓練を実施。人力での運搬が可能な約10kgのLTE対応小型無線装置を開発

KDDIは5日、海上保安庁の船舶に携帯電話基地局であるLTE対応の無線装置、携帯電話のアンテナ、衛星アンテナを設置し、運用訓練を実施すると発表した。鹿児島県の第十管区海上保安本部の協力のもとで同日より行う。


今回搭載する無線装置は、実際の災害時の運用を想定し、新たに開発されたもので、緊急時でも人力での運搬が可能な、重さが約10kgの小型無線装置となっている。実際に人力での搬入訓練も行われる。

約10kgと軽く、小型であるため、従来のようにクレーン等の重機を必要とせず、人力での運搬・設置が可能であることが大きな特徴。設置にかかる時間も大幅に短縮が可能だという。

船舶型携帯電話基地局の仕組み(イメージ図)


訓練では実際に船上基地局を設営することに要する時間を測定し、アンテナの耐久性も確認する。また、LTEによる音声・データ通信の試験も行う。

船上に設置する基地局は沿岸部などをカバーすることを想定している。

【情報元、参考リンク】
KDDI/プレスリリース

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