【せう先生のスマホ講座】第19回:HDDレコーダーで録りためたテレビ番組をおうちのスマホ・タブレットで見よう!

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GAPSISをご覧の皆さん、「せう」です。こんにちは。新生活・新学期を迎えたみなさん、もろもろ慣れましたか? 大型連休前までは“勝負”ですから、まずはそこまで頑張ってみましょう!

ハードディスクに録画した番組、どうやって消費してます?

それはさておき、4月といえばテレビの新番組ラッシュです。ハードディスク(HDD)レコーダーにとりあえず録画しておいた番組も結構たくさんあるはず。みなさんはそれをどうやって“消化”していますか? レコーダーをつないだテレビで見ている、という答えが一番多そうですが、リビングのテレビがほかの人に使われて消化が進まない、ということもありうる話です。

そんなとき、手持ちのAndroidスマホ・タブレットが役に立つかもしれません。今回のスマホ講座では、家庭内ネットワークにつないだHDDレコーダーの録画番組をAndroidスマホ・タブレットで楽しむ方法をご紹介します。


■まずは「DTCP-IP対応DLNAクライアント」を用意!

ネットワーク上のマルチメディアデータをやりとりする規格として「DLNA」(Digital Living Network Alliance)があります。多くのネットワーク対応HDDレコーダーはこの規格に準拠していて、ネットワークにつなげるとクライアント(子機)からデータにアクセスすることができます。ただし、HDDレコーダーに録画したテレビ番組は著作権保護されているため、単なるDLNAクライアントからはデータは見えてもエラーが出て再生できません。

HDDレコーダーに録画した番組をスマートフォンやタブレットで再生するには「DTCP-IP」(Digital Transmission Content Protection over Internet Protocol)という著作権保護技術に対応したDLNAクライアントが必要となります。Google PlayにはDTCP-IP対応のDLNAクライアントがいくつか用意されています。汎用性のあるものは以下の2つです。


DLNAクライアントとの接続性に定評がある「Twonky Beam」(左)と
Androidでは新興勢力な「Media Link Player for DTV」(右)


Twonky Beamはネット動画プレーヤーとして登場しましたが、DTCP-IP対応DLNAクライアントとしても老舗的存在で、多くのHDDプレーヤーの推奨アプリにもなっています。無料でダウンロードできるアプリですが、DTCP-IPで保護された録画番組を再生する場合は、その機能の有効化のために1アカウントあたり700円をアプリ内で支払う必要があります(※1)。

(※1)過去にNTTドコモのAndroidスマホ・タブレット限定のプロモーションでDTCP-IP対応機能を無料で有効化した場合、引き続き無料で使えます。また、料金を支払って有効化した場合、当該Googleアカウントでダウンロードした端末全てでDTCP-IP機能を使えます。

Media Link Player for DTVは、もともとiOS用のDLNAクライアントアプリとして登場し、Androidにも移植されたものです。Twonky Beamとは異なり、録画番組を楽しむことに特化しています。有料提供で、900円となります。

「Google Playでお金払わないといけないの?」という方は、メーカーがプリインストールしたDLNAクライアントアプリを使う手もあります。富士通や京セラが採用している「DiXiM Player」、ソニーのXperiaオリジナルの「ムービー」などもDTCP-IPに対応している(※2)ため、家庭内のHDDレコーダーの番組視聴にも使えます。

(※2)ソニーの「ムービー」アプリについては、国内で正規販売された端末のみDTCP-IP再生機能に対応しているようです。海外で販売された端末にインストールされた同アプリはDTCP-IP非対応です。

富士通や京セラなどの端末にプリインストールされている「DiXiM Player」(左)と
ソニーの端末にプリインストールされている「ムービー」(右)


■さあ、おうちで楽しもう!

アプリの準備ができたら、あとは見るだけです。アプリによってインターフェイスが異なる上、HDDレコーダーによってフォルダ分けも異なるため、アプリとHDDレコーダー双方の取扱説明書はよく読んでおきたいところです。

筆者の日常。防水Androidタブレットを使って風呂で録画番組を消費

筆者が使っている「ひかりTVトリプルチューナー」(StreamCruiser ST-3200)の場合、録画したそのままのデータ、スマートフォン向けのリアルタイム変換(トランスコード)データ、光BOX(NTT西日本が販売しているセットトップボックス)向けのリアルタイム変換データの3種類のコンテンツを配信しています。HDDの録画番組を見るには、いずれかのコンテンツの「録画一覧」に入ればOK、という感じです。その他の「多チャンネル」、「地上デジタル」、「BSデジタル」を選ぶと現在放送中の番組を約10秒遅れでリアルタイム視聴できるようになっています。

Twonky Beamで筆者宅のHDDレコーダー(StreamCruiser ST-3200)の中を見た図

そのほか、番組をスマホ・タブレットにダビングして持ち出す機能も、アプリとレコーダー双方で対応していれば使えます。今回は家の中のネットワークで録画した番組を楽しむことに特化しているので方法は割愛しますが、今後機会があれば取り上げたいと思います。


■互換性問題やファイル形式問題が発生することも

必要なものを揃えて同じネットワーク下に置けば問題無く再生できる――とは限らないのがDLNAまわりの課題でもあります。

筆者の場合、ARROWS NX F-02GにプリインストールされたDiXiM Playerではプレーヤーのデータ取得に関係する部分の仕様変更によってST-3200からコンテンツ一覧の取得すらできなくなってしまいました。以前の端末にプリインストールされたDiXiM Playerでは起こらなかった問題です。Google Playから入手したほかのDLNAクライアントでも起こらない問題です。

ARROWS NX F-02GにプリインストールされたDiXiM PlayerではST-3200との互換性問題が発生

このあたりの互換性問題を回避するためには、レコーダーやクライアントの動作確認情報を事前に確認しておくことが一番です。筆者のように、使えるかどうか十分確認せずに試してみるのは、下手するとお金の無駄になってしまうのでお勧めできません(((

また、HDDレコーダーの録画形式によってはクライアント側で再生できない、という問題もあります。筆者が使っているST-3200において、先述の「録画したそのままのデータ」はMPEG2-TS形式で保存されています。一部のDLNAクライアントアプリ・端末の組み合わせではこのMPEG2-TS形式を再生できないのです。

Twonky BeamをF-02Gで使うとMPEG2-TSでも問題なく再生できますが、ARROWS M01では再生できません。幸い、ST-3200には録画したデータをMPEG4形式にリアルタイム変換するトランスコード機能が付いているので、スマホ向けトランスコードコンテンツを選べば再生できます。

ARROWS M01ではST-3200の「生データ」が再生できず、トランスコードが必要

ほかのHDDレコーダーでもさまざまな録画形式を選べることがありますが、トランスコード非対応の場合、形式によっては手持ちのクライアントアプリとスマホ・タブレットの組み合わせでは再生できない可能性があることは心にとめておきたいところです。繰り返しですが、事前の確認は重要です。

事前に確認しないといけないことはたくさんありますが、一度これに慣れてしまうと、料理も風呂もトイレも楽しくなります。是非、チャレンジしてみてください!


記事執筆者プロフィール
せう
ブログ:せうの日記、Twitter:@shoinoue

静岡県三島市で産まれ、静岡県駿東郡長泉町で生まれ育ったアメリカ系日本人3世。見た目が日本人離れしている反動で、身の回りの道具は日本で開発されたものだらけである。ITmedia、andronaviを始めとするWeb媒体を中心に執筆活動を展開。自前のブログ「せうの日記」も宜しくお願いします。

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