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【一条真人的Androidライフ】第66回:スマホが日本の自動販売機で売られる日

驚くべきことが起きた。しかし、まあそれについては僕も悪いので長田MAXを責めないでおこう(※編集長注:本来、一条氏のコラムは先週14日に更新予定でしたが、私が更新日を本日21日と勘違いしていたため、一週間遅れた件です。読者の皆様には心よりお詫び申し上げます。また、一条氏にもご迷惑お掛けしました)。

ということで、今回の話をはじめよう。そうしよう。

バルセロナは多くの外国人が訪れる観光都市だ。


先日、MWC(※世界最大級のモバイル業界の見本市「Mobile World Congress」。今年は3月上旬に開催)のためにバルセロナに行った帰り、バルセロナ国際空港でマクドナルドに行った。そこでいくつか驚くべきことが起きた。

まずは、ビッグマックセットが日本円換算で約800円ということだ。

これは高いじゃないですか。

以前、マクドナルドのハンバーガーの値段で世界の各都市の生活物価を比較するような記事があったが、バルセロナってそんなに高いの? という感じだ。

しかし、驚いてはいられない。米ラスベガスでも同じような価格だったのだ。このとき、僕はアメリカだから? と思ったが、どうやら、円/ユーロ、円/ドルの為替レートの変化で、僕たちの生活は圧迫されているようだ。

まあ、それもいいとして(※編集部注:「それもいいの?」)、バルセロナ国際空港のマクドナルドでは自動販売機のようなシステムで注文を受け付けていたのだ。

この自動販売機のようなものでは、言語を選択し、自分が買いたいものを選び、クレジットカードで決済をすると、レシートのようなものが出てきて、システム専用の「Easy Order」カウンターに行けば、できあがった商品と交換できるようになっている。

バルセロナ国際空港のマクドナルドの「イージーオーダーシステム」。タッチで注文したいものを選択できる。

注文すると、レシートのような商品交換券が出力される。

左端にはイージーオーダー専用のカウンターがある。

イージーオーダーシステムのおかげでスムーズに注文できたビッグマックセット。

このシステムのポイントは多言語対応であるということ。

スペイン語以外の言語を使う客、要するにマクドナルドの店員の人が分からない外国語を使う人たちでもスムーズに目的の製品を購入できるというわけだ(そういう理由で作られたものかは分からないが、空港店なので外国人が多いはず)。

日本でも2020年には国際的な大規模イベントである東京オリンピックが開催される。

おそらく海外からも多くの人が訪れるのではないか? と思うが、このような多言語対応システムであれば、外国人の方もスムーズに商品を購入できることだろう。

話を携帯電話関係に移すと、最近、都内にSIMカードの自動販売機ができたという話もある。

もしかしたら、スマートフォン自体も自動販売機で売られる日がそう遠くないうちに来るのでは? と僕は思ってしまった。


記事執筆者プロフィール
一条真人
ITジャーナリスト
Twitter:@ichijomasahjito、Facebook:masahito.ichijo
ブログ:一条真人メモ

クラウドサービスからスマートデバイス、デジタルAVまで、デジタル関連のアイテムが大好き。「ハッカー」(日本文芸社)、「PCプラスワン」(笠倉出版)などパソコン雑誌の編集長を経て、小説なども出版して現在にいたっています。PC、IT関連の本は50冊以上書かせてもらいました。スマートフォンは初代Xperia(あまりに美しいデザイン!)、iPhoneなど数機種使っています。

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