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au、iPhone 6とiPhone 6 Plusで高音質通話VoLTEが9日より利用可能になったと発表

KDDIは9日3時頃、「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」において、LTEネットワークを使った高音質の音声通話サービス「VoLTE(ボルテ)」が同日より利用可能になったと発表した。auのスマートフォンではAndroid端末の一部が既にVoLTEに対応しているが、iPhoneでの対応は初となる。

従来の音声通話サービスでは、LTEエリアであっても、音声通話時は3Gネットワークへ切り替わり、それに伴い音声通話中のデータ通信も3Gとなっていた。しかし、VoLTEでは、音声通話もLTEネットワークで行うことで、音声通話中でもデータ通信をLTEで行うことが可能になる。

そのため、例えば電話をしながらGoogleマップやウェブサイトを閲覧する、というようなことを従来よりも高速かつ快適にできるようになる。

また、音声通話の音質自体、よりクリアで綺麗になる。

iPhone 6及びiPhone 6 PlusでのVoLTE対応は、端末側で若干の操作が必要になるので確認してほしい。この操作及び設定をしない限りは、iPhone 6、iPhone 6 PlusでもVoLTEを使う状態にはならないので注意してほしい。詳しくは下記リンク先で案内されているが、手順を以下に紹介する。
iPhone 6/iPhone 6 PlusでのVoLTE利用設定について

まずはiOSを8.3へアップデートする必要がある。「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」と進み、「ダウンロードとインストール」をタップ、利用規約に同意し、後はダウンロード/インストールの完了を待つ。その後、キャリア設定アップデートを行う。

「設定」→「一般」→「情報」→「キャリア設定アップデート」と進め、「アップデート」をタップ。アップデート完了後、5〜10秒程度の時間をおいてから、iPhoneの電源を一旦オフにし、再びオンにする。

iPhoneが起動したら、再び「設定」→「モバイルデータ通信」と進め、「4Gをオンにする」をタップ、「音声通話およびデータ」を選ぶ。これによって、データ通信だけでなく音声通話もLTEで行う、すなわちVoLTEが利用可能な状態になる。設定を戻したい場合は「音声通話およびデータ」ではなく、「データ通信のみ」を選べば、音声通話は従来通り3G、データ通信だけがLTE、という状態に戻る。

また、「音声通話およびデータ通信」を選び、VoLTEを使える状態に設定すると、3Gでの音声通話だけでなく、3Gでのデータ通信もできなくなるので、その点にも注意が必要だ。全ての通信がLTEのみになってしまうので、日常生活の中でLTEエリア外に行く機会が頻繁にある方は気をつけなければならない。支障が出たときには設定を戻した方がいいだろう。

なお、VoLTEによる高音質はVoLTE対応機同士の通話でなければ機能しないので、その点にも注意が必要だ。非対応機種との通話の場合は、従来音質での通話となる。

もう一点、注意事項として、AndroidスマートフォンのVoLTE対応機で提供されている「シンクコール」はiPhone 6、iPhone 6 Plusでは利用できないので、その点にも注意が必要だ。シンクコールは「画面シンク」「カメラシンク」「位置シンク」「手書きシンク」といった4機能から構成される共有機能で、電話相手とスマートフォンの画面を共有できてしまう、というもの。この機能はiPhoneでは利用できない。



【情報元、参考リンク】
au VoLTEについて

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