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【実機レポート】新デザインでイメージを一新した高精細WQHD液晶搭載スマートフォン「ARROWS NX F-02G」【ドコモ2014-15冬春モデル】

NTTドコモ(以下、ドコモ)は「2014-2015冬春モデル発表会」で富士通製Androidスマートフォン「ARROWS NX F-02G」を発表した。今回の発表では国内3キャリアで展開する「Xperia Z3」(レポート記事はこちら)や側面にメニューなどが表示可能な「GALAXY Note Edge」(レポート記事はこちら)をはじめとする個性豊かなモデルが発表された。

▲ARROWS NX F-02G

本記事では、これまでとはデザインが一新されたARROWS NX F-02Gをチェックしていく。

ARROWS NX F-02Gのスペックは、CPUチップセットにQualcomm製Snapdragon S801 MSM8974AB(2.3GHz クアッドコア)、RAM 3GB、ROM 32GB、Android 4.4、約5.2インチ ディスプレイWQHD(1440×2560ドット)、ボディサイズは高さ約145mm × 幅約75mm × 厚さ約9.5mm、重さ約168g、microSDXC128GB対応、VoLTE、Xiの下り最大150Mbps/上り50Mbps対応、対応周波数帯2GB/1.7GHz/1.5GHz/800MHz/700MHz、防水IPX5,8・防塵IP5X、Bluetooth 4.0、ワンセグ・フルセグ視聴・録画対応、SIMカードサイズはドコモnanoUIM(nanoSIM)などとなっている。

▲前面と背面

まずは外観から。背面のラウンドフォルムや指掛かりを良くするための側面の処理など、これまでは丸くて持ちやすい方向へ代を重ねるごとに進化してきたが、ARROWS NX F-02Gはターゲット層を男性、ビジネスマンに絞り、高級感のある、エッジの尖ったデザインにシフトした。ボディーカラーはオレンジ、ブラック、ホワイトの3色だ。

▲各色前面

▲各色背面

エッジの効いた削り出しのメタルエッジフレームと手触りの良い樹脂の成形が、これまでのARROWSにはない雰囲気を醸し出している。持ちやすさを考慮して角を丸くしてあるのだが、角の断面部分がデザインのアクセントとなっている。

▲右側面にはストラップホール、ボリュームキー、電源キーが(写真=上)、
左側面には防水キャップの下にmicroSD・nanoUIMスロット、microUSB端子、充電用端子がある(写真=下)

▲本体上面にはテレビ視聴用のロッドアンテナ、イヤフォン端子がある(写真=上)

▲メタルエッジフレームは角の面を落とすことで存在感を増している

▲背面は曲面と平面を組み合わせた持ちやすさを意識したデザインとなっている

ディスプレイが5.2インチ、そして大容量3,500mAhのバッテリーを搭載したことで大柄ボディーとなったこともあるが、男性をターゲットにしたという癖のあるデザインは好みが分かれそうだ。

新しくなったディスプレイは画素密度570ppiのWQHD(1440×2560ドット)のIPS液晶。視野角が広く見やすいディスプレイで、屋外でも見やすくする「スーパークリアモード」を搭載する。前モデルは明るさと省電力が評判のWhiteMagicディスプレイを採用していたが、今回は最新スペックのディスプレイを搭載する第一世代モデルといったところだ。

▲肉眼ではドットを確認できない高精細なディスプレイ

機能面では背面の指紋認証センサーやボタンを踏襲し、メインカメラには2070万画素の1/2.3型CMOSセンサー「Exmor RS for mobile」を搭載する。カメラ機能に関しては撮影機能は従来機と同じくシンプルなものだが、その中でもレンズが上を向いているときは遠くを、下を向いているときはマクロにフォーカスを合わせるクイックフォーカス機能は使い勝手の良いオート機能だ。

▲使い慣れると手放せない背面の画面オンスイッチと指紋認証センサー

超高速通信をウリとするARROWS NX F-02Gの展示ブースでは、Wi-FiとLTEの同時通信によるマルチコネクションのデモが行われていた。対応するサーバー次第となるが、大きなファイルをダウンロードする際にWi-Fi接続のみの時よりもさらにダウンロード時間を短縮できる。出荷時の設定ではマルチコネクションはオフになっているので、Wi-Fi接続時にパケット通信をすることはない。

▲速度が遅いWi-Fi環境下では効果を感じるが、高速Wi-Fi環境下ではLTEの速度がプラスαされる印象

その他、内蔵ロッドアンテナによるワンセグ・フルセグ視聴録画、ハイレゾオーディオに対応し、「Super ATOK ULTIAS」を搭載する。また、マグネット接続式の卓上ホルダも付属する。卓上ホルダはケースを付けたまま充電できるよう間口の広いスペーサー・パーツも用意されている。

▲マグネット接続式の卓上ホルダが付属する

ARROWS NX F-02Gは大きくてゴツいという第一印象だったが、持ちづらそうに感じた鋭角なメタルエッジフレームは角度や削り方が考えられていて、手に馴染むデザインであることが実感できた。動作も軽く、大画面の高精細なWQHDディスプレイは写真や電子書籍にも良いと感じられた。発売は10月下旬の予定。

(記事:mi2_303

【情報元、参考リンク】
ドコモオンラインショップ/ARROWS NX F-02G製品ページ
NTTドコモ/ARROWS NX F-02G製品ページ

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:1 件
  1. 阿南富 一志2014年10月15日 16:03

    指紋認証は傷や汚れなどで認識してもらえない時にはパスワードで通過できるようにして使うのでしょうが、その場合にはセキュリティはパスワードだけの機種よりも更に低いことをご承知なのでしょうか。

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