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【せう先生のスマホ講座】第5回:スマホやタブレット、ケータイがボロボロ……そんな時は「外装交換」!

GAPSISをご覧の皆さん、「せう」です。扇風機を使うと寒くて、使わないと暑いという絶妙な日々が続いています(記事執筆当時)。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

「全裸」派の代償、大小の凹み……

私と言えば「全裸」。故に、スマホ、タブレットやケータイに原則としてケースやフィルムは貼らずに使っています。それ故、使い込むとあちこちに傷や凹みが出来てしまいます。細かいものから大きいものまで、様々です。

これを「男の勲章」とみれば格好は良いのですが、「キレイな全裸」がやっぱり一番良いよね、ということになると、「お色直し」、ではないですが筐体の外装だけでも新品にできる術があればいいのに――そう思ったことがある全裸派も少なくないでしょう。

実は、そんな時に便利なのが「外装交換」。読んで字のごとく、ではありますが、今回は「外装交換」というサービスをご紹介します。


■外装交換=筐体の外装を新品に交換してくれる修理

以前、外装交換に出した「ARROWS X F-10D」

外装交換は、本体の筐体の外装(ケース)を新品に交換してくれるサービスです。キャリアで販売しているキャリアブランドのスマホ、タブレット、ケータイであれば、キャリアショップで「外装交換をお願いします」あるいは「本体のケースを交換して下さい」とお願いすれば受け付けてもらえます。


■機種によっては「外装交換=本体交換」に

以前、外装交換したら本体ごと交換された「Xperia Tablet Z SO-03E」

外装交換に出すと、原則としては本体の外装だけが新品になって帰ってきますが、機種によっては、外装だけ交換するのが困難な構造のものもあります。その典型例がソニーのXperiaシリーズで、以前、「Xperia Tablet Z SO-03E」を外装交換に出したところ、本体が丸ごと交換されて帰ってきました。どうやら、ほかのXperiaシリーズでも、同様に原則本体交換になるそうです。この場合、本体の製造番号も変わってしまいます。製造番号に依存するサービスを使っている場合は要注意です。


■外装交換は「自己都合修理」→有償修理

補償サービスに入っていないとこんな感じ(ARROWS NX F-01Fの場合)

外装交換は、本体に異常が発生した時の修理とは異なり、無条件で有償修理となります。保証対象外の修理に該当するからです。キャリアの各種補償サービス(ドコモなら「ケータイ補償サービス」、auなら「安心ケータイサポートプラスLTE」)に入っていれば、保証対象外修理の上限額(5000円+税)で交換してもらえます。ちょっと高いケースを買う感覚で新品の筐体にできます。

一方、補償サービスに入っていない場合は、交換の実費が請求されます。上記は、補償サービスに入っていない「ARROWS NX F-01F」を外装交換に出した時の見積書で、2万1276円(税込)と出ました。なかなか良い金額になってしまいました(笑)。iPhone 5c/5sの場合は2万6800円+税なので、「それより安いからいいもんねー」と言い聞かせてしっかり支払いました。


■Androidスマホの外装交換時は必ず自分でデータバックアップを!

フィーチャーフォンはデータのサルベージができるのですが……(写真はF-02D)

ドコモのフィーチャーフォン(iモードケータイ)の場合、外装交換に出す際に顧客管理システム等に本体データを丸ごとバックアップしておいて、修理完了後、それを書き戻すサービスを受けることもできます(選択制です)。このサービスを受けると、自分でバックアップしたデータの修復等をする手間がないため大変楽です。また、iPhoneの場合は、iTunes経由、あるいはiCloudでバックアップしたデータを書き戻すことでアプリのデータなども丸ごと元通りになるため、修理に出しても安心です。

一方、Androidスマホの場合、外装交換修理に限らず、修理に出すとデータが完全初期化され、工場出荷時状態になって戻ってきます。事前にバックアップアプリや、メーカー提供のバックアップソフトウェア(「Samsung Kies」や「Sony PC Companion」など)を使ってバックアップを取っておきましょう。セットアップ後のアプリの再インストールについては、Googleアカウントでログインすると修復してくれる機種もありますが、してくれない機種では自分で再インストールする必要があります。


外装が新品になって帰ってくると、かかった費用以上に満足を得られます。その後のデータ復元作業が結構手間なんですが……。皆さんも、ぼろぼろになったスマホ、タブレット、ケータイのリフレッシュの際は、ぜひ「外装交換」をご検討ください!

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記事執筆者プロフィール
せう
ブログ:せうの日記、Twitter:@shoinoue

静岡県三島市で産まれ、静岡県駿東郡長泉町で生まれ育ったアメリカ系日本人3世。見た目が日本人離れしている反動で、身の回りの道具は日本で開発されたものだらけである。ITmedia、andronaviを始めとするWeb媒体を中心に執筆活動を展開。自前のブログ「せうの日記」も宜しくお願いします。

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