Google、段ボール製のVRヘッドセット「Cardboard」を発表。公開されたテンプレートを印刷して自作可能。スマホをセットして手軽にVR

GAPSIS編集部 2014年6月26日

米Googleは現地時間25日、開発者向けイベント「Google I/O 2014」のキーノートにおいて参加者に配布した段ボール製のバーチャルリアリティ・ヘッドセット（以下、VRヘッドセット）「Cardboard」。同社はこのCardboardの公式サイトも公開し、自作可能な情報、データを公開している。

Cardboardを組み立てたところ

Cardboardは、段ボール（厚紙なども可）を使って手軽に自作できるVRヘッドセットのことで、スマートフォンを中に組み込むことで、VR体験をすることができる。

VRヘッドセットといえば「Oculus Rift」が有名だが、Cardboardは自分で手軽に作って体験できるので、VRヘッドセットに関心のある方には魅力的なプロジェクトだ。VRヘッドセットでは、自分の頭の動きに合わせて映像表示が変わるので、3D空間を疑似体験できる。例えば右を向けば右の映像、左を向けば左と、頭の向き、傾きに合わせて映像が動く。

さすがに段ボール紙だけでは自作できないが、各パーツはあまりコストを掛けずに入手できるものばかりなので挑戦してみよう。必要なものは56×22cmの段ボール紙などの厚紙、2つの磁石、マジックテープ、輪ゴム、焦点距離が40mmのレンズだ。