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【取材レポート】「GALAXY S4 WORLD TOUR 2013 TOKYO」で見た「GALAXY S4」の新機能の数々

5月23日より発売となったNTTドコモ(以下、ドコモ)向けのAndroidスマートフォン新機種「GALAXY S4 SC-04E」(サムスン電子製)。ドコモの2013年夏モデル最速のCPUクロックとなる1.9GHz駆動のCPUを搭載し、フルHD(1080×1920ドット)ディスプレイや2,600mAhの大容量バッテリーなど、キャッチコピーの「The Flagship Model」にふさわしい端末となっている。

GALAXY S4 WORLD TOUR 2013 TOKYO

今回は5月16日に都内で開催された「GALAXY S4 WORLD TOUR 2013 TOKYO」において、ゲストを招いたトークショー形式によるGALAXY S4の新機能紹介が行われたので、その新機能を中心に、GALAXY S4とはどのようなスマートフォンなのかを紹介していきたいと思う。

サムスン電子ジャパン 専務の石井圭介氏のプレゼンの後にステージに登壇したのは、今田耕司さん、内田恭子さん、山本裕典さんの3名。すでにGALAXY S4を使っているということで、様々な機能について実際の使用例を出しながら紹介していった。


■サウンド&ショット

「サウンド&ショット」は、静止画を撮影する前もしくは撮影後に最大9秒間の音声を記録できるというもの。紹介されたデモではお婆ちゃんへのメッセージを写真付きで記録していた。

従来と違い、写真のみでなく、今度は音声付きで写真を人に送ることができるようになった。プライベートでの使い方以外に、石井氏が実際に体験した話から使い方の提案をしていた。エアコンの修理依頼のときに、写真にモーターの音が付いていれば、プロならばどの辺りが悪くなっているのか判断できるかもしれない。

今田さんは、飲み会で酔いつぶれていく若手芸人を記録するのが楽しいと、撮りだめした写真を公開していた。

サウンド&ショットで撮影した写真をデモンストレーションする今田さん。


■デュアルショット

「デュアルショット」は、メインカメラとサブカメラを同時に使って一枚の写真を撮る機能だ。内田さんは、子どもとの写真でデュアルショットを使った例を公開した。(写っている子どもよりも)ちょっと自分が大きすぎますねと一言付け加えると、今田さんから「内田さんのせいで見えにくいですね」との一言。

おそろいの服を着せて記念撮影。

デュアルショットはサブカメラのサイズ、位置、フレームを自由に変更することができるので、実際には好みに合わせて調整できる。また、サブカメラとメインカメラを入れ替えることもできるので、使い方は様々だ。

実際にデュアルショットで撮影する石井氏。


■ドラマショット・消しゴムモード

「ドラマショット」は、動きのあるシーンを連写で一枚に合成する機能。連写した写真の中から一枚に合成する写真を一枚一枚選ぶことができるので、シルエットの綺麗なポーズを選んで写真の完成度を高めることができる。

スポーツ撮影以外にも動きのあるものなら応用ができるドラマショット。

「消しゴムモード」は、連写を利用して、静止している被写体と動いている被写体を判断し、動いている被写体を消すというものだ。ゲスト陣は、観光地での記念写真に使えますね、と感心していた。

人通りが多いところでの撮影も、消しゴムモードなら通行人を消すことができる。


■グループプレイ

「グループプレイ」は、GALAXY S4をWi-Fi(無線LAN)のテザリング機能で最大10台まで接続して、音楽や画像などを共有するというものだ。

共有する音楽を選ぶだけでみんなで楽しめる。

山本さんは「カップルが電車のなかでこの機能を使えば音楽をイヤフォンで聞き合えますね」と発言すると、今田さんは「合コンなんかでも使えますね。山本君、そういう会を開きなさい」と返す。

GALAXY S4を左スピーカー・右スピーカーとして設定可能。


■S プレビュー機能

「S プレビュー」は、「GALAXY Note II」の専用タッチペン「Sペン」で実現していた機能を指で行えるようにしたものだ。指を画面の上に近づけるだけでプレビューを表示してくれる機能。画面が汚れるのが嫌で常に拭いているという今田さんを前に、石井氏が写真のアルバムとスケジュールのプレビューをデモした。これまでの、開いて確認→戻って再確認、という手間がかからず、時間と電力の節約に繋がるとしていた。

アルバムの写真をSプレビューで確認。小さい写真をタップすると直接開くことができる

司会者が、今田さんには拭く手間も省けますよねと振ると、「スマートフォンの唯一の弱点(指紋で汚れる)を克服しましたね」と語った。


■S ジェスチャー

「S ジェスチャー」は、画面を触らずに操作する機能として説明された。この機能についても、綺麗好きの今田さん向けですねと話されていた。

石井氏は、アルバムの写真の切り替えを画面に触れずに手のひらで切り替えるデモを行った。さらに、これだけではないとして着信時にS ジェスチャーをすることでスピーカーフォンのハンズフリー通話に切り替わり、両手がふさがった状態でも通話ができるというデモも行った。

両手がふさがっている状態で通話が可能。一連のアクションで、一切画面に触れないので画面が汚れない。

今田さんは、「画面に触れずに何でもできますねえ」と一言。

石井氏は他にも今田さん向けに機能があるとして、「スマートポーズ」を紹介。GALAXY S4で動画を観ている最中に電話(家電話など)がかかってきたときなどに、画面から目を離すと自動的にポーズがかかり、画面にもう一度目を向けるとポーズが解除されるというデモを行った。

動画から目線をそらすと一時停止となるスマートポーズを実演。


■グローブフレンドリー

「グローブフレンドリー」は、タッチセンサーの感度を上げることで手袋をしたまま画面を操作できるようにする機能で、使用する手袋はスマートフォン専用のものではなく一般的な手袋でも構わないということだ。

「じゃあもう、手袋さえしておけば画面は一切汚れませんね」という今田さんの発言に笑いが起きる。

手袋をしたまま操作する映像をみて驚いていた。


■ストーリーアルバム

「ストーリーアルバム」は、大量に保存されたGALAXY S4の中の写真からテーマに沿った写真を選択してアルバムとしてまとめる機能で、プリセットされたデザインを選ぶだけで簡単に作成することができる。

壇上ではこうして作成されたアルバムから、オンラインで写真集を作成するサービス(有料)も紹介された。実際に作成した写真集を手に、新しい写真とのつきあい方を提案していた。

社内で撮った写真をアルバムとして出力したという写真集。


■S ヘルス

「S ヘルス」は、歩数計も含めて、運動量、摂取・消費カロリー計算などを記録・管理できるアプリ。GALAXY S4には、歩数計、温度計や湿度計、高度計、IRジェスチャーなど計9種類のセンサーを搭載していると石井氏は説明した。

食品を入力するとカロリーが表示される(写真=左)、
新たにIRジェスチャー・温度&湿度センサーが加わり、それを活かすソフトウェアの作り込みが行われている(写真=右)


■かんたんモード

「かんたんモード」は良く使う機能を大きくわかりやすく表示するホームアプリで、初心者や年配の方でも見やすく、わかりやすく、タッチしやすく設計されている。

石井氏は、初心者や年配の方もまずはこちらのモードからスタートし、2~3ヶ月して慣れた頃にホームアプリを切り替えてステップアップする、といったことができるのはGALAXYだけかなと思うと語った。電話帳機能もホーム画面に写真付きで貼り付けることができるので、名前と写真で誰に電話を掛けるのかを間違わずに行うことができる。

大きな画面でわかりやすいタッチ操作が行えるかんたんモード。


■S View Cover

アクセサリーの紹介ではオススメの商品として、「S View Cover」が紹介された。これまでにもGALAXYシリーズにはリアカバーと交換して使用できるフリップカバーが存在していたが、S View Coverは前面に小窓が開いており、そこに時計や着信が表示される。これをなぞると通話ができるため、カバーを閉じたままでも通話ができるという。

カバーの開閉に合わせて画面の表示が切り替わるというギミックも搭載されている。

小窓がポイントのS View Cover(写真=左)、カラフルな7色が揃ったフリップカバー(写真=右)


以上、ゲストトークから新機能を駆け足でまとめてみたが、2013年のスマートフォン全般として基本性能が高いことが挙げられる。そこで、それぞれの個性はどのように付けていくのかがカギとなってきている。色・形・大きさ、そして機能でスマートフォンを選ぶ時代にGALAXY S4のこれらの機能はユーザーにどう響き、次の機種にどう反映されるのか興味のあるところだ。

(記事:mi2_303

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/GALAXY S4 SC-04E製品紹介ページ

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