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BookLive、三省堂書店、NEC、UQら、通信料不要のWiMAX対応電子書籍リーダー「Lideo」を発表

Lideo
マルチプラットフォームに対応し、様々な端末で利用できる電子書籍ストア「BookLive!」を運営するBookLive、そして三省堂書店、日本電気(以下、NEC)、UQコミュニケーションズは7日、電子書籍リーダー端末「BookLive!Reader Lideo(リディオ)」(以下、Lideo)を12月10日より三省堂書店及び電子書籍ストア「BookLive!」などで販売開始すると発表した。

価格は8,480円で、端末はNECが製造・供給する。

LideoにはUQコミュニケーションズの提供するWiMAXサービスに対応した通信機能が搭載され、通信料不要でそれを利用できる。WiMAX利用開始にあたっての事前登録なども不要で、通信料はBookLiveが負担する形となる。

WiMAXのエリア内であれば、外出先でも電子書籍コンテンツの購入が可能だ。

また、Wi-Fi(無線LAN)にも対応しているので、Wi-Fi環境下でもコンテンツの購入ができる。

電子書籍市場は米Amazon.comの「Kindle」シリーズ、ソニーの「Sony Reader」シリーズ、楽天の「kobo」シリーズなどに加え、7インチ前後のディスプレイを持つタブレットも合わせて競争が激しくなってきている。タブレットでは米Googleの「Nexus 7」、米Appleの「iPad mini」が人気を博している。

このうち、電子書籍コンテンツを読むことに特化した魅力的な特性を持つ端末はKindle、Sony Reader、koboなどだ。これらの端末には電子ペーパー・ディスプレイが採用され、自発光しないため、とても目に優しい、という魅力がある。さらに、画面の書き換え時以外にはディスプレイでの電力消費がないため、非常に長い時間駆動できる、という魅力もある。

今回登場するLideoも6インチの電子ペーパー・ディスプレイを採用し、同様の特徴を持つ。目に優しく、太陽光の下でも実物の紙と同じように見やすく、かつ長時間駆動が可能、という特徴を持つ。およそ約1ヶ月程度、充電なしで利用できる。

また、本体サイズは約110×165×9.4mmで、重さは約170gだ。本体には4GBのストレージが搭載され、一般的な小説であれば約3,000冊程度を格納することができる。

対応するコンテンツのフォーマットはEPUB、.book、XMDFなど主要フォーマットを抑える。

さらに、「BookLive!」で購入した書籍は、Androidスマートフォンやタブレット、iPhone/iPad、Windows Phoneなどのモバイル端末のほか、パソコンなども含めた様々な端末でも利用できる。マルチプラットフォームで楽しめる点はKindleシリーズなどと同様であり、実用上とても便利だ。

Lideoは各端末が固有のIDをあらかじめ持つため、購入後はメールアドレスの入力なども必要なく、箱から出して電源を入れたあと、誕生日・性別・パスワードを設定するだけで初期設定が完了する。電子書籍コンテンツの購入も、クレジットカード情報などの入力だけで済む。有料コンテンツの支払い方法はクレジットカードのほか、WebMoney、BitCash、三省堂書店での店頭決済に対応する。

電子書籍ストア「BookLive!」は国内最大級となる約10万冊を扱うが、このうち約9万5千冊をLideoで購入することができる。角川グループパブリッシング、幻冬社、講談社、集英社、小学館、新潮社などをはじめとする多くの出版社が参入している。

なお、Lideo供給にあたって三省堂書店は端末の販売とプロモーション、NECは端末の供給、UQコミュニケーションズは通信ネットワークの提供という形で関わっている。

また、「BookLive!」のアプリの利用方法などはこちらの記事で紹介しているので、関心のある方は参考にしてほしい。

【情報元、参考リンク】
BookLive!
UQコミュニケーションズ/プレスリリース

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