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【アプリレビュー】WiMAXルーター「AtermWM3600R」用アプリ「Aterm WiMAX Tool」(Android/iPhone向け)

2月発売の機種ながらいまだに高い人気を誇るWiMAX対応モバイルWi-Fiルーター「AtermWM3600R」(NECアクセステクニカ製)のスマートフォン・タブレット向けアプリ「Aterm WiMAX Tool」を紹介したい。このアプリはAndroidとiOS、両方のプラットフォーム向けに提供されており、それぞれGoogle Playストア、App Storeから無料で入手・利用できる。

左:AtermWM3600R、右:Aterm WiMAX Tool for Android

ストアで「aterm wimax tool」で検索すればヒットするし、下記リンク先からもアクセスできる。

Google Playストア/Aterm WiMAX Tool for Android
App Store/Aterm WiMAX Tool for iOS

まず、AtermWM3600Rでは、各種設定変更や状態情報の確認は「クイック設定Web」と呼ばれる、ウェブページベースの設定ツールから行えるようになっている。PCでもスマートフォンでもタブレットでも、ウェブブラウザから「192.168.0.1」にアクセスし、IDとパスワードを入力すれば設定や状態情報を確認できるし、ファームウェアの更新や再起動もできる。

「クイック設定Web」をPCで開いたところ

「クイック設定Web」をスマートフォンのブラウザで開いたところ

また、AtermWM3600RはWiMAXに加えて公衆無線LANサービスを利用することもできる。そして、本体設定には、端末が両方の環境を利用できるエリア下にあるときに、WiMAXと公衆無線LANサービスのどちらを優先して接続するかを決める項目もある。この優先接続先設定も「クイック設定Web」から可能だ。

さらに、本体には「POWERランプ」「バッテリーランプ」「WLAN(Wi-Fi)ランプ」「WiMAX(WAN)ランプ」といった4つのLEDが搭載されているので、これらのLEDから端末の状態を把握することができる。バッテリー残量や電波状態などは大きめのこのLEDからすぐに知ることができる。

本体の状態表示LED

とはいえ、一般にモバイルWi-Fiルーターはカバンやポケットにしまっていることが多いと思うので、スマートフォンやタブレットと組み合わせて利用しているときには、状態確認のためだけにわざわざカバンから取り出したくないはずだ。

「Aterm WiMAX Tool」はそのような面倒を解消してくれるアプリだ。Android版もiOS版も機能は全く同じで、どちらも至ってシンプルな画面構成をしている。

画面上部に電波強度、画面下部にバッテリー残量を表示し、中央には「優先接続先設定」が表示されている。「←→」ボタンをタップすれば、WiMAXと公衆無線LANサービスの優先接続先設定を手軽に変更できる。いちいち「クイック設定Web」を開かなくて済むので楽だ。

アプリのトップ画面。左がAndroid版、右がiOS版

そして、画面右下の「メンテナンス」ボタンをタップすると、WAN側IP情報と本体のファームウェアバージョンが確認できる。さらに、休止状態へ移行させるボタンと再起動ボタンがある。これらのボタンを使えば、本体をカバンから取り出さずに休止状態への移行や再起動ができる。

メンテナンス画面。左がAndroid版、右がiOS版

また、Android版では端末のメニューキーを押すと、「Aterm WiMAX Tool」の「バージョン情報」を確認できる。iOS版では、トップ画面右上の「i」アイコンをタップすればバージョン情報を見ることができる。Android版とiOS版の違いはこのバージョン情報の確認の仕方くらいのものだ。

バージョン情報画面。左がAndroid版、右がiOS版

やや残念なことに、「Aterm WiMAX Tool」には、Android端末の通知バーへの情報表示機能やウィジェット表示機能がない。Androidの場合はせっかく通知バーやウィジェットが利用できるのだから、希望をいえば、それらのスペース・機能を使ってバッテリー残量と電波状況が確認できれば最高だった。この辺りはアップデートでの機能追加に期待したい。

とはいえ、AtermWM3600Rのユーザーであれば、「Aterm WiMAX Tool」は便利なので、まだ使っていない方にはインストールをオススメしたい。

ちなみにAtermWM3600Rには「AtermらくらくQRスタート」(ダウンロードはこちら:Android版/iOS版)という簡単接続設定アプリもある。これは、スマートフォンなどのWi-Fi機器とAtermWM3600Rの接続の際、通常であればユーザーが手入力でSSIDとセキュリティモード、パスワードを設定するところを、入力の手間を省いてQRコードをカメラで読み取るだけで行える、というアプリ。ルーターへの接続の仕方がよくわからない、という方にはオススメだ。

本体パッケージには、このようなQRコードがプリントされたシールが同梱されている

「AtermらくらくQRスタート」を起動し、カメラでQRコードを撮影すれば、手軽に接続設定ができる

【情報元、参考リンク】
Google Playストア/Aterm WiMAX Tool
App Store/Aterm WiMAX Tool
AtermWM3600R製品紹介ページ

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