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KDDI、大規模災害時に被害状況の早期把握と的確な復旧プラン策定のため「au災害復旧支援システム」を全国導入

KDDI、沖縄セルラーは30日、大規模災害の発生時に、被害状況の早期把握と的確な復旧プランの策定を行うため、「au災害復旧支援システム」を全国10カ所のテクニカルセンターに導入したと発表した。

au災害復旧支援システムのイメージ図

名古屋テクニカルセンターには先行して3月に導入され、その後、全国へ拡大された。このシステムは東日本大震災時の教訓を活かし、KDDIが自社で開発したもので、リアルタイム、かつ視覚的に復旧優先エリアの把握ができる特徴を持つ。

具体的には下記3点の情報を一元管理でき、それらを地図上に表示させることで、視覚的な確認が可能となる。

(1) 設備の故障情報によるエリアの被害状況
(2) 通信量の把握による重要拠点の状況
(3) 避難所や避難ルートの情報

このシステムにより、大規模災害が発生したときでも、効果的な復旧対応が可能になるものと期待される。

また、行政機関や社内営業部門との情報共有手段として利用することで、通信インフラの復旧にとどまらず、災害支援に役立つツールとしての活用も可能とされる。

いずれにしても、大規模災害時は様々な状況下で混乱が生じやすいため、こうした取り組みは重要なものといえる。

KDDIはこのほか、車載型基地局、可搬型基地局、無線エントランス回線の増強などのハード面での強化や、それらを活用するソフトウェア面での強化にも取り組んでいる。

【情報元、参考リンク】
KDDI/プレスリリース

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