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Apple、iPhone 4Sを発表。デュアルコアCPU搭載。国内ではKDDIとソフトバンクの2キャリアが発売へ

米Appleは米国時間4日、プレス・カンファレンスを開催し、新型iPhone「iPhone 4S」を発表した。これまでの多くのメディアによる憶測では新型の名称は「iPhone 5」とみられてきたが、実際にお披露目されたモデルの名称は「iPhone 4S」となり、外観的には旧モデルから特別な変化はなかった。

iPhone 4S

しかし、中身のハードウェアは大きく進化している。まず、プロセッサがデュアルコアA5になった。動作パフォーマンスは最大2倍程度、加えて、デュアルコア・グラフィックスによって最大7倍程度のグラフィック性能向上もある。また、以前より噂されていた通り、カメラが裏面照射型のCMOSを採用した有効画素数約800万画素のものに変更された。1080pのフルHD動画撮影(最大30fps)にも対応し、AirPlayのミラーリング機能によって、無線経由(有線も可能)で大画面ディスプレイへ映像を映し出すことも可能。ノイズリダクションや手ブレ補正機能も搭載される。

裏面照射型CMOSを採用した効果は大きく、従来よりも73%多くの光を受けられるため、室内や夜間などの暗い場所でも写真の撮影が可能となる。撮影処理も高速化され、起動後最初の1枚を撮影するのに掛かる時間は約1.1秒、2枚目以降の写真は0.5秒で撮影できる。

ディスプレイは旧モデル同様Retinaディスプレイを採用。3.5インチ、960×640ピクセル解像度326ppi、コントラスト比は800:1、最大輝度は500cd/m2。

ネットワークはW-CDMAとCDMA2000に両対応する。アンテナが2つ内蔵され、自動的に切り替わる機能を持つ。さらに、HSDPAをサポートし、下り最大14Mbpsのデータ通信が可能となった。Wi-FiはIEEE802.11b/g/n準拠(nは2.4GHzのみ)、Bluetoothは4.0だ。

また、長時間駆動も実現。3G回線下での連続通話時間は最大8時間、2G(GSM)では最大14時間、3G回線でのウェブブラウジングは最大6時間、Wi-Fi環境下でのブラウジングは最大9時間、動画視聴は最大10時間、音楽再生は最大40時間となっている。連続待受時間は最大200時間。

端末のサイズは約115.2×58.6×9.3mm、重さは約140g。カラーラインナップはブラックとホワイトの2色展開。旧モデルであるiPhone 4とサイズは同じ、重さは約3g増えている。

国内では10月14日に発売。販売を扱う通信事業者には旧モデルまでのソフトバンクモバイルに加えて、KDDIも新たに名を連ねた。iPhone 4Sは2つの通信事業者を選択できるということになる。ただし、両社ともが同日に発売するかどうかは現時点では不明。予約は両社とも7日より受付開始。

両社からの正式発表を待ちたい。

なお、価格は内蔵ストレージが16GBのモデルが199ドル、32GBモデルが299ドル、64GBモデルが399ドル。ただし、これは米国におけるもので、2年契約締結時。

【情報元、参考リンク】
Apple

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