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NTTドコモのスマートフォン販売好調。第1四半期に130万台を販売。年間700万台も可能か?

NTTドコモは29日、2011年度第1四半期(4月~6月)の決算説明会を開催し、決算概況をはじめ、震災からの復旧・災害対策、お客様満足度向上への取り組み、スマートフォンの推進、パケットARPU、Xiサービスなどに関するテーマでこの四半期を振り返り、今後の計画を明らかにした。

NTTドコモ 2011年度第1四半期決算説明会資料より

その中でやはり注目したいのはドコモのスマートフォン販売実績だ。通信各社は昨秋以降、スマートフォンへの取り組みを強化しており、実際にフィーチャーフォン(従来型携帯電話)からスマートフォンへの移行の流れは加速度的に進んでいるかに見える。しかし、販売台数という数字も気になるところだ。

NTTドコモは今夏商戦向けに9機種のスマートフォンを用意した。これらは基本的には夏に発売になるモデルなので、結果が大きく反映されるのは第2四半期になる。一番早く発売されたシャープ製「AQUOS PHONE SH-12C」が5月20日、次がLGエレクトロニクス製「Optimus bright」の6月18日、続いてサムスン電子製「GALAXY SⅡ」が6月23日、NECカシオ製「MEDIAS WP」が6月24日、Research In Motion製「BlackBerry Bold 9780」が6月29日と、ここまでが6月末までにリリースされた機種。

あとはソニー・エリクソン製「Xperia acro」が7月9日、パナソニック製「P-07C」と富士通東芝製「F-12C」及びシャープ製「AQUOS PHONE f SH-13C」が8月に登場する。

発売された夏モデルも好調で、同社は7月だけでも約70万台のスマートフォンを出荷している。

そして第1四半期には計130万台のスマートフォンを販売した。この数字は昨年度通期の販売台数252万台の過半数に相当するもので、4分の1の期間でここまでの実績を残した。7月分を含めると4か月間で約200万台になるが、通期予想は単純に3倍にすればいいだけではなく、年度末商戦などを考慮する必要もある。例年年度末、第4四半期には販売台数が増える傾向がある。となると、当初の年度目標600万台から100万台程度を上乗せできる可能性もあるという。上方修正は上期(第2四半期終了後)の決算発表の際に検討される見込み。

なお、いくつかの新機種のこれまでの出荷台数内訳も明らかにされた。次の通りだ。
  • AQUOS PHONE SH-12C:約22万台
  • GALAXY SⅡ SC-02C:約33万台
  • MEDIAS WP N-06C:約21万台
  • Xperia acro SO-02C:約23万台
この4機種だけで約99万台の出荷になる。今後、秋・冬モデルが発表された後の年末商戦にはこれまで以上のペースで売れる可能性があり、好調な流れはしばらくの間続きそうだ。


なお、フィーチャーフォンも含めた第1四半期の総販売台数は464万台なので、スマートフォンの割合は約28%となる。

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/2011年度 第1四半期決算説明会資料(PDF)
GAPSIS/NTTドコモ、Xi対応スマートフォン4機種とタブレット2機種を今年の秋・冬に投入と改めて明言

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