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全ての大学にこういうアプリが欲しい! キャンパスライフを快適にする、福岡大学の学生用アプリ「FUナビ2011」

大学生向けアプリにとても良いものが存在していることを紹介したい。Android 2.1/2.2用に提供されている「FUナビ 2011」だ。このアプリは福岡大学の学生向けのアプリで、キャンパスライフを送る上で役に立つ情報がギッシリと収録されている。学内マップ、学内施設、学食、周辺の飲食店などの施設、図書館案内、PC教室案内などをこのアプリ一つで手軽にチェックすることができる。


電車やバスの時刻表、学生生活FAQなどまで掲載されていて、至れり尽くせりだ。

このアプリは福岡大学2010年度卒業生の井上和哉氏(Twitter: @Ayuzaki)が制作したもの。

井上氏自身が福岡県外からの学生であったこともあり、土地勘がまるで無く、学内施設や周辺施設がわからない、という問題を抱えていたことが背景にある。県外からの入学生、サークルなどに所属していない学生などはどうしても学内施設や周辺施設に疎くありがちで、同様の問題を抱えてしまう。そこで、井上氏はキャンパスライフのサポート・アプリの開発を開始したという。

同氏は次のように述べている。

「我校は大変敷地が広く、入学したての頃は土地勘がまるで無いので、どこに目的の施設があるのか、学校周辺のお店はどこにあるのか、など分からない事がありました。また、サークルや部活に所属していなかったので、学生たちの遊び場が分からない、と色々困難がありました。どこの大学でも、学生のサークル平均所属率はだいたい3割~4割ということを聞き、我校の学生も半分以上がこのような事で困っているのでは?!という思いと、私が入学したときにこんなアプリがあれば便利だったろうな~という思いの塊をアプリに詰め込みました」

しかも、当初は周辺の飲食店や施設の情報を載せるだけのつもりが、最終的には学生全員に使ってもらえるように、ほぼ全ての学内情報を網羅するようになっている。

とても便利なアプリだが、制作・配信にあたっては思わぬ問題も経験したようだ。制作及び配信は学校に無断で行ったため、お叱りの言葉を受けてしまったという。しかし、最終的には許可を得、現在では問題なく学生に利用してもらえるアプリになっている。

2011年度版は井上氏が制作しているが、2012年度版以降は後輩が引き継ぐことになっており、毎年更新されていくことになりそうだ。同氏はFUナビを「学生が作る、学生のためのアプリケーション」にしていきたいという。




実際、筆者も学生時代にこのようなアプリがあれば便利だったと思うし、それは他の人にも共通のことではないかと感じる。入学したばかりの頃はどうしても施設の場所がわからず、「3号館てどこだっけ?」とか、「夜飯どこで食べよう?」などの問題がどこの学校の学生でも起こるはずだ。

【情報元、参考リンク】
Android Market/FUナビ 2011 2.2用
Android Market/FUナビ 2011 2.1用
井上和哉氏のTwitterアカウント: @Ayuzaki

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