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Nexus Oneの後継機種の噂再燃。Nexus Twoが年内にGingerbreadを搭載して登場か?

GoogleブランドのAndroidスマートフォン「Nexus One」はセールス自体は微妙な成績だったものの、Androidスマートフォンで何ができるのかを世に示し、プラットフォームを底上げする役目は十分に果たした。Googleはお役御免としてNexus Oneの通販を終了し、現在は一部の提携通信事業者からの販売のみとなっている。さらに同社はNexusプロジェクトが終了したと取れる宣言もしている。これは同社のCEO、エリック・シュミット氏が英Daily Telegraph紙のインタビューの中で明かした言葉が元。シュミット氏は「我々はもはや次の端末を作る必要はない」と述べ、Nexus Oneの後継機種が開発されないことがわかった。


ところが、ここに来て突然後継機種の話題が浮上した。端末名称が「Nexus Two」になるのかどうかはわからないが、GoogleブランドのAndroidスマートフォンだ。しかも、Android 2.2(Froyo)の次期バージョン「Gingerbread」(開発コード)を搭載するという。Gingerbreadはバージョン3.0、もしくは2.3と目されるもので、UIの刷新を始めとした大々的な機能改善が図られるものと期待されている。そしてGingerbread自体の発表は近日中との噂だ。

場合によってはGingerbreadの発表と共にNexus Oneの後継機種が披露されるかもしれない。

この話の情報源は英経済紙City A.M.。同紙は26日、Googleが欧州の大手携帯電話販売店Carphone Warehouseと提携し、Googleブランドの第2弾スマートフォンをクリスマスを目処に英国で販売するようだと報じている。

GoogleがCarphone Warehouseと提携する理由は、前回の失敗を踏まえてのものになる。Nexus Oneは通販オンリーで販売がスタートしたこともあり、台数が伸びなかった。しかし、携帯電話販売店の店頭で実際に端末を手にとって確認してから購入できるのであれば、少なくとも前回以上のセールスは期待できる。もちろんSIMフリーでリリースされる。

とはいえ、それらの話が事実かどうかはわからないし、気になる端末の詳細も不明。開発・製造メーカーもわからない。Nexus Oneは台湾のHTCが開発・製造を担当しているが、後継機種も同じとは限らない。米Motorolaや韓国サムスン電子、ソニー・エリクソンだってあり得ないとは言えない。とはいえ、順当に行けばHTCだろう。

Nexus Oneがリリースされた2010年初頭と今現在の市場環境は全く異なる。当時は「Android」の知名度は低かったが、今では全世界的にスマートフォン市場を席巻する存在に変わりつつある。この状況下でNexus Twoが投入されれば、以前以上の注目を集めることは確実だ。

当面は近日中と見られるGingerbreadの発表に注目したい。

※Nexus Twoのロゴは当サイトで作成したイメージ画像です。公式のものではないのでご注意下さい。

【情報元、参考リンク】
City A.M./Google and Carphone in mobile deal
Android Central/A second Google phone out before Christmas?
GAPSIS/Nexus Oneの通販サイト閉店。最終在庫も終了
GAPSIS/Google、NexusプロジェクトはOneのみで終了。Nexus Twoのリリースはなし

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