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KDDIアメリカ、京セラ製Androidスマートフォン「Sanyo ZIO(サンヨー ザイオ)」を年内に発売【+動画】

KDDIアメリカは米国時間22日、京セラ製のAndroidスマートフォン「Sanyo ZIO(サンヨー ザイオ)」を米国で年内に発売すると発表した。KDDIアメリカは米国においてMVNO方式で携帯電話サービス「KDDI Mobile」を展開しており、ZIOはこのサービス向けにリリースされる。

ZIO自体、そもそも米国向けモデルとして開発された機種であり、すでに米通信事業者Cricketから8月に発売されている。今回のKDDI Mobile向けZIOはCricket向けと異なる点があり、日本人利用者向けのカスタマイズとして、日本語IME「Simeji」が標準搭載される。

さらに、Bluetooth経由で接続するワイヤレスキーボードからの入力を実現するアプリ「BTk」もビルトインされる。同社によればワイヤレスキーボードとの接続を実現するアプリがAndroidスマートフォンに標準搭載されるのは世界初だという。

発売時期は先に述べたように年内。価格は未発表ながら購入しやすい手頃な範囲に設定される予定。端末のコンセプトからしてエントリークラス向けだけに、安い値段になることが予想される。

また、興味深いことにKDDI Mobile向けのZIOはAndroid 2.1を搭載して発売される。さらに将来的には2.2へのアップデートまで予定されている。これは大きな利点だ。

ZIOのその他のスペックは、3.5インチの液晶ディスプレイ(解像度:480×800)、Qualcomm MSM7627 600MHzプロセッサ、内蔵メモリは256MB RAM、512MB ROM、Bluetooth、GPS、Wi-Fiなどを搭載し、カメラは3.2メガピクセル。サイズは116×58.6×12.2mmで、重さは105g。この端末を手に取った方は同じ感想を抱いたかと思うが、とても軽い。



残念ながら日本での販売は実現する可能性が低そうなZIOだが、京セラは国内で開催された無線技術の展示会「ワイヤレスジャパン」や「CEATEC JAPAN」などでいくつかのコンセプト・モデルも披露している。今後も複数のAndroidスマートフォンが発表される可能性があり、将来的なモデルでの日本展開を期待したいところ。

下はCEATEC JAPAN 2010で撮影したハンズオン動画。会場ではZIOはWi-Fiに繋がらなかったことに加え、触れる時間が短かったためサワリ程度しか納められていないのでその点ご了承願いたい。


【情報元、参考リンク】
KDDIアメリカ/プレスリリース

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