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KAIST、無電源無線折りたたみキーボードを発表。電池不要でペラペラの薄型

KAIST(韓国科学技術院)は28日、無電源で使用することのできる無線キーボードを開発したことを発表した。キーボードは柔軟な素材でできている為、ある程度自由に折り曲げて携帯することが可能。クルっと丸めて持ち運ぶこともできる。また、具体的な厚さの数値は公表されていないが、非常に薄く仕上がっており、携帯性に優れるという。そして、最大の特徴は無電源のため、電池を必要としない点だ。KAISTはiPadのようなタブレット端末、PDA、ノートパソコンなどでの利用を想定している。

このキーボードのアイデアは2007年にKAISTが開催したイベント「未来の端末アイデアコンペ」の受賞作品から始まっており、研究チームはこのアイデアを実際に形あるものとして作り上げた。KAISTは事業化を目指して当該技術をHANYANG SEMITECH社に移転する契約も結んでいる。契約は18日に発表されている。これにより、今後は市場にリリースされる製品として開発が進められる。

基幹技術を開発したのはIT融合研究所未来デバイスチームのチョ・ヨンホ電気電子工学科教授のチーム、ユン・チュンソプ物理学科教授のチーム。前者のチームが無線データ通信部分を、後者が自由に折りたためる素材部分を担当している。

無電源で駆動させる仕組みとして、900MHzのパッシブ型ICタグ(RFIDタグ)を利用している。信号のリーダーライターとなるアンテナから1メートル、2メートル程度の範囲であれば、電磁誘導を利用して駆動し、信号を受信・発信することが可能な技術。高額コストが掛からないこともあり、パッシブ型ICタグは電子荷札などにも利用されている。基板に関してはポリイミドベースのフィルムタイプ。フィルム基板を覆う柔軟な外装素材は具体的には公表されていないが、吸水しにくく耐久性の高いものだという。

RFIDチップはキー一つ一つに取り付けられている為、基本的にキーの分割部分単位で自由にぐにゃりと曲げることができる。外装素材の耐久性も高い為、繰り返し折り曲げて使っても問題なく機能するということだ。

残念ながら事業化に向けた動きは始まったばかりである為、製品化の時期や価格帯などは現時点では未定のようだ。

下の写真を見れば、どの程度折り曲げられるかがわかる。

Photo: HelloDD.com

【情報元、参考リンク】
KAIST/プレスリリース
朝鮮日報/折り畳み式無線キーボードを開発=KAIST
HelloDD.com/IT融合研究所、無電源無線キーボード技術を開発

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